【コウワンテグリの生態！】生息地や最大の大きさなど！yuki

みなさんこんにちは。

本日は、コウワンテグリの生態についてまとめていきたいと思います。

コウワンテグリは、スズキ目ネズッポ科コウワンテグリ属に分類されます。

コウワンテグリのオスの背ビレは大きく、目が釣り目で常に睨まれているようです。

では詳しくご紹介しましょう。

コウワンテグリ写真をお見せします！

コウワンテグリ特徴や性格についてもお伝えしますね。

コウワンテグリの写真(画像)！特徴や性格は？漢字や英語で何ていうの？名前の由来はなに？

(出典元：Instagram d3_plus様 より)

コウワンテグリは浅いサンゴ礁に生息するネズッポ科の海水魚で、オスは背ビレが大きくて目玉模様が3～4個あり、メスは背ビレが黒いのが特徴です。

コウワンテグリの体にはオスとメスともに褐色の大理石模様があります。

コウワンテグリの性格は、おとなしく、警戒心があり同種や近縁種を除き他の魚をいじめることもありません。

しかし混泳すると他の魚から攻撃されることもあります。

コウワンテグリの和名は「コウワンテグリ」、漢字と名前の由来は不明でした。

英名は「Ocellated dragonet」「Scooter blenny」などがあります。

学名は「Neosynchiropus ocellatus」となります。

次にコウワンテグリの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

コウワンテグリの生息地(分布)はどこなの？原産地はどこ？

コウワンテグリは、日本では南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、屋久島、琉球列島に生息しています。

日本以外では済州島、台湾、ベトナム、東インド-太平洋、（オーストラリア西岸以東、ハワイ諸島とイースター島を除く）でも確認されています。

コウワンテグリは水深5メートル以浅の浅い岩礁、転石帯、ガレ場などでよく見られます。

この魚は浅海の砂地や岩礁域に生息し、サンゴ礁域や岩礁域の砂底にも生息します。

コウワンテグリの原産地は不明でしたが、広範囲に分布していますので、生息している場所が広く原産地と言えるでしょう。

次は、コウワンテグリが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

コウワンテグリが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの？寿命の平均と最長は？

コウワンテグリが成体になると全長約5～8センチメートルまで成長します。

最大でのサイズや体重についての詳細がわかるデータは見つかりませんでした。

コウワンテグリは小型なので体重は50グラム前後でないかと思われます。

コウワンテグリの寿命については、推定で2年〜5年とされています。

飼育下であれば、外敵がおらず栄養のあるエサが与えられれば、もう少し長生きができるかもしれませんね。

それでは次にコウワンテグリ育て方(飼育方法)をお伝えします！

コウワンテグリの育て方(飼育方法)は？水槽や照明器具の選び方は？

コウワンテグリの飼育は餌付けが難しく中級者向けと言われています。
しっかりと環境を整えてコウワンテグリの飼育を楽しみましょう。

■水槽
小型水槽でも飼育できますが、初心者は最低でも45センチメートル以上の水槽で飼育するようにしましょう。
できれば水質が安定しやすい60センチメート水槽が理想です。

■水質とろ過システム
コウワンテグリは水質は特にきれいにしてあげましょう。
上部ろ過槽、もしくは上部ろ過槽と外部ろ過槽を組み合わせた強制ろ過システム、オーバーフロー水槽のサンプでろ過するシステム、あるいはベルリンシステムなどのナチュラルシステムがよいでしょう。

■水温
コウワンテグリの適温は22～26℃くらいの水温となります。
水温計、ヒーターとクーラーを使用して、常に適温をキープするようにします。

■ライブロック
飼育をはじめてすぐのうちはライブロックを入れておくようにします。
餌付いていないうちにライブロックを入れることで、小型のゴカイ類など、コウワンテグリが好むエサを食べやすくなり個体もいます。

■底砂
コウワンテグリは底エサを食べるので、細かいサンゴ砂を水槽の底に敷いてあげましょう。

■フタ
普段は底にいますが、たまに水槽の上方まで泳ぐことがあります。
この際に飛び出して死んでしまうおそれもあるので水槽にはフタをしてあげます。

■照明
コウワンテグリは特別な照明を必要としませんが、生活のリズムをつけるため設置してあげます。
殺菌作用のある照明を設置するとよいでしょう。

これらの設備を揃えた上で、コウワンテグリの飼育に挑戦してみてください。

ただし、コウワンテグリはある程度飼育経験を積んだ中級者向けの海水魚とされています。

初めて海水魚を飼育する場合は、もっと飼育が容易な種類から始めることをお勧めします。

次に、コウワンテグリサの量とやり方に関してお伝えします。

コウワンテグリの餌と量はどうする？どう餌やりすればいい？

コウワンテグリは野生下ではゴカイなどを食べています。

飼育下では、冷凍餌を与えながら、徐々に、動物性の人工餌を混ぜながら餌付けするとよいです。

水面に浮かぶタイプのフレーク状のエサは避けましょう。

最初のうちはおとなしい魚とだけ飼育するようにすれば餌付けがうまくいくことが多いようです。

スズメダイやヤッコなど、活発にぱくぱく餌を食べる魚との混泳だとエサを食べてくれないこともあります。

どうしても食べない場合はスポイトを使って海水ごとエサをコウワンテグリの眼の前など近くに落としてあげましょう。

それでは次に、コウワンテグリがかかりうる病気をお伝えします。

コウワンテグリがかかりうる病気は？対策方法も！

コウワンテグリは一般的には丈夫な魚ですが、以下のような病気に注意が必要です。

■白点病
白点病は寄生虫による感染症で、コウワンテグリの体表や鰓に白い点状の斑点が現れます。
感染すると底などに体をこすりつけるような泳ぎ方エサも食べ無くなります。
原因は水質の低下により発症しやすいと言われます。

■スレ傷
コウワンテグリはスレ傷に弱いです。
スレ傷は感染の入口となり、さまざまな病気を引き起こす可能性があります

これらの病気を予防するための対策は以下の通りです。

〇水質管理
清潔できれいな水を好むコウワンテグリのために、定期的な水換えと適切なろ過システムを使用して水質を管理します。

〇底砂の清掃
底砂をきれいに保つことで、病気の発生を防ぐことができます。

〇適切な混泳
他の魚から攻撃される可能性があるため、同種や近縁種を除き、縄張りが重ならない、魚を襲わない甲殻類と混泳させることがよいでしょう。

〇栄養管理
栄養不良を防ぐために、適切なエサを与えて健康を保つことが重要です。
適切な水質管理により予防することができますので、水温の確認、水槽水を清潔に保つことを心がけていきましょう。

上記のことに注意をしてコウワンテグリの飼育をしていきましょう。

次は、コウワンテグリは食べることができるのかについてお伝えします。

コウワンテグリは食べることができるの？食べ方は？

コウワンテグリは小型種のため、通常は食用になることはないようです。

コウワンテグリは食用より観賞魚としてよく輸入されており、人工飼料に餌付けが難しいですが人気のある海水魚です。

コウワンテグリの調理法についての情報は見つかりませんでした。

オスは美しいヒレを持っていますので、食用ではなく見て楽しみましょう。

次に、コウワンテグリ性別雌雄(メスオス)に関してお伝えします。

コウワンテグリの性別雌雄(メスオス)の見分け方は？

コウワンテグリのオスとメスは背びれで見分けることができます。

■オス
第一背ヒレがかなり大きく、広げると数個の眼状模様があります。
繁殖時期は、ヒレを広げてメスにアピールをしています。

■メス
オスよりも体が一回り小さく、背ビレも殆ど目立ちません。

これらの特徴を観察することで、コウワンテグリのオスとメスを見分けることができます。

ただし、個体差や成長段階により異なる可能性がありますので、ご注意ください。

次に、コウワンテグリ販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

コウワンテグリの販売価格や値段はどれくらいなの？平均はどれくらい？

コウワンテグリはオンラインショップや海水魚店で購入が可能です。

サイズは3～5センチメートルで880～1100円といった販売価格がありました。

オンラインショップのサイト上ではオスとメスの判別はわかりませんでした。

送料や運搬方法、餌付けされているかなども購入前に確認しておくとよいです。

海水魚店で購入する場合は、元気に泳いでいるもの、体に傷が無い個体を選ぶとよいです。

水槽水や水槽の準備をして、コウワンテグリのお迎えをしましょう。

最後に、コウワンテグリ種類はなにがいるのかについてお伝えします。

コウワンテグリの種類はなにがいるの？似ている種類や品種は？

コウワンテグリが分類されるコウワンテグリ属には以下の種が確認されています。

コウワンテグリはに似ていいる種はいませんが、それぞれオスは美しいヒレを持っており求愛活動ではメスにアピールをしています。

■コウワンテグリ（Neosynchiropus ocellatus）

■ヤマドリ（Neosynchiropus ijimai）

■セソコテグリ（Neosynchiropus morrisoni）

■ミヤケテグリ（Neosynchiropus moyeri）

■スターリードラゴネット（Neosynchiropus stellatus）

■アカオビコテグリ（Neosynchiropus sp.）

ヒレの模様や体表柄が異なるので見分けはしやすいですよね。

多くの種類がいますので、水族館なので観察して見比べると違いがよりわかると思います。

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう！

コウワンテグリのまとめ！

コウワンテグリは、スズキ目ネズッポ科コウワンテグリ属に分類されます。

コウワンテグリの体にはオスとメスともに褐色の大理石模様があります。

コウワンテグリの和名は「コウワンテグリ」、漢字と名前の由来は不明でした。

コウワンテグリは水深5メートル以浅の浅い岩礁、転石帯、ガレ場などでよく見られます。

コウワンテグリが成体になると全長約5～8センチメートルとされています。

コウワンテグリの適温は22～26℃くらいの水温となります。

コウワンテグリは野生下ではゴカイなどを食べています。

コウワンテグリは一般的には丈夫な魚ですが、白点病になりやすいです。

コウワンテグリは小型種のため、通常は食用になることはないようです。

コウワンテグリのオスとメスは背びれで見分けることができます。

コウワンテグリはサイズ3～5センチメートルで880～1100円といった販売価格がありました。

コウワンテグリの仲間にはヤマドリ、セソコテグリなどがいます。

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

(出典元：アイキャッチ画像はInstagram sawabonn様 より)