【コロダイの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、コロダイの生態についてまとめていきたいと思います。

 

コロダイはスズキ目スズキ亜目イサキ科コロダイ属に分類される海水魚です。

コロダイは大型になるほど美味しく食べられ、釣り人にも人気があります。

 

では詳しくご紹介しましょう。

コロダイの写真をお見せします!

コロダイの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

コロダイの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

(出典元:Instagram sakiyama_diving 様より)

 

コロダイは成魚と幼魚で体表などが異なります。

成魚は上面は薄い灰色と茶褐色で下面は白っぽく、尾ヒレまで全体的にオレンジ色の細かな斑点が見られます。

稚魚は白色と黒色の縦シマ模様で腹部は黄色をしており、成長すると共にシマ模様や黄色い部分が消えてオレンジ色の斑点になっていきます。

コロダイはおとなしい性格をしており、ホンソメワケベラにクリーニングされることもあります。

和名は「コロダイ」、漢字は「胡廬鯛」と書きます。

コロダイは地域によっていろいろな呼び名があり、カイグレ、マチマワリ、カワコデ、カクレ、コノミなどがあります。

コロダイという名前は、和歌山県でうり坊を「ころ」と呼び、コロダイの稚魚がうり坊に似ていることが由来という説があります。

英名は「Painted sweetlips」と呼ばれています。

直訳するとsweetlipsとは甘い唇ですが、よく見ると唇がプルンとしていてかわいいです。

学名は「Diagramma pictum labiosum (Macleay 1883)」です。

 

次にコロダイの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

コロダイの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

コロダイは、西太平洋、インド洋に広く分布しています。

日本では九州北岸の日本海、関東から九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、伊豆・小笠原諸島、沖縄に分布しています。

水深5メートルより浅い岩礁やサンゴ礁に近い砂底域に好んで生息しています。

成魚は昼間は岩場の隙間に潜んでいることが多く、夜間に活発にエサを探しに泳いでいます。

原産地については、特定できませんが温帯域が広く原産地であるといえるでしょう。

 

次は、コロダイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

コロダイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

コロダイの成魚は80センチメートル前後となります。

体重については66.5センチメートルで3.85キログラム、22.8センチメートルで162.8グラムというデータがありました。

最大サイズや体重についてわかるデータは見つかりませんでした。

寿命については野生下、飼育下でも情報は見つかりませんでした。

今後、コロダイの生態調査の中で正確な寿命についてわかるかもしれませんね。

 

それでは次にコロダイの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

コロダイの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

コロダイに特化した飼育方法の情報は見つかりませんでしたが、大型の海水魚なのでエサの調達が経済的に負担となることや水槽も大型になるので飼育は難しいかもしれませんね。

一般的な海水魚の飼育方法をご紹介いたします。

■水槽の準備
コロダイは最大全長60~80センチメートル程に成長しますので180センチメートルの大型水槽を用意してあげましょう。

■ろ過フィルターの設置
コロダイは海水魚なので、オーバーフローを設置することが重要です。

■水温と水質の管理:
コロダイに適している水温は25度の水温を好みます。
クーラーやヒーター、水温計を用いて水温管理を毎日していきます。

■照明
生活のリズムをつけるため、照明を設置し殺菌作用のある照明器具を設置します。

■混泳について
コロダイは穏やかな性格なので混泳可能ですが、小さい魚はエサと思って食べてしまうこともあります。

■レイアウト
水質浄化ができるライブロックや岩などは泳ぎの邪魔にならないように設置して水槽内をレイアウトしてあげます。

 

次に、コロダイのエサの量とやり方に関してお伝えします。

 

コロダイの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

コロダイは、野生下では主に甲殻類やゴカイ類などを食べて、大型の個体は小魚も食べています。

飼育する場合は、小あじなど小さな魚、切り身の魚、イカ、エビなどを与えてみましょう。

小魚ほどの大きさだと吸い込むように丸のみしています。

食べ残すことは少ないですが、水槽に残ったエサは水槽水の汚れの原因となりますので定期的に水槽水の掃除をしてあげましょう。

1日朝と夕方の2回を時間を決めてあげると体調の変化も気が付きやすいです。

 

それでは次に、コロダイがかかりうる病気をお伝えします。

 

コロダイがかかりうる病気は?対策方法も!

 

コロダイがかかりうる病気については情報は見つかりませんでした。

しかし、コロダイの体内に「ディディモゾイド吸虫」という寄生虫がいるという報告がありました。

コロダイを捌くと、身の中から黄褐色の寄生虫がいることがあります。

その部分を取り除けば食べられます。

コロダイは海水魚なので、病気になる可能性もありますので、泳ぎ方がいつもと違う、体表に異物が見られるなど異常が見つかれば病気にかかっている可能性があるでしょう。

コロダイを飼育する場合は、水槽水の管理、水温、バランスのあるエサを毎日与えてあげることが病気への対策となります。

 

次は、コロダイは食べることができるのかについてお伝えします。

 

コロダイは食べることができるの?食べ方は?

 

コロダイの成魚はとても美味しく食べられ旬は冬です。

大物ほど味がいいと言われ、筋肉質で刺身にすると白身がとてもきれいな白色をしています。

塩焼き、ソテー、ムニエル、マース煮など火を通す調理にも向いています。

個体によっては、やや臭みがあるものもあり、稚魚は食べても美味しくないそうです。

稚魚は食べるより観賞用として成長を観察した方がいいですね。

 

次に、コロダイの性別雌雄(メスオス)に関してお伝えします。

 

コロダイの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

コロダイのオスとメスの見分けは、外見では困難と思われます。

繁殖時期がオスとメスの見分けがしやすいと思われますが、婚姻色などの情報は見つかりませんでした。

産卵時期が6月前後ですが、詳しい産卵場所や繁殖方法はわかりませんでした。

繁殖行動などは今後の調査しだいではオスとメスの見分けのポイントもわかるかもしれませんね。

 

次に、コロダイの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

コロダイの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

コロダイの食用は安価で販売されています。

旬の冬は1キログラム2000〜3000円ほど、夏場は1キログラム1000円ほどが目安となっています。

加工されている刺身の真空パックだと1食分で500円という価格がありました。

飼育用のコロダイの販売価格の情報は見つかりませんでした。

コロダイは引きが良いので釣り人に人気のある魚の1種です。

釣りの時期は7~8月の朝と夜で、夜間は堤防にも近寄ってくるので狙い目です。

自力で釣りをしたコロダイを捌いて食べてもいいですよね。

 

最後に、コロダイの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

コロダイの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

コロダイに似ている海水魚にはコショウダイがいます。

どちらもイサキ科に分類されていますが、コロダイはコロダイ属でコショウダイはコショウダイ属になります。

■コショウダイ
コショウダイ属
体長60センチメートル前後です全体的に黒っぽく、斜めに網目模様があり黒い斑点が尾ひれに見られます。
コロダイとコショウダイを見分けるポイントは体表の模様となります。

 

どちらの魚も美味く食べられ、同じように寄生虫がいますので食べるときは気を付けましょう。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

コロダイのまとめ!

 

コロダイはスズキ目スズキ亜目イサキ科コロダイ属に分類される海水魚です。

コロダイは成魚と幼魚で体表などが異なります。

和名は「コロダイ」漢字は「胡廬鯛」と書きます。

コロダイは、西太平洋、インド洋に広く分布しています。

コロダイの成魚は80センチメートル前後となります。

コロダイは、野生下では主に甲殻類やゴカイ類などの底生生物を食べています。

コロダイの体内にディディモゾイド吸虫という寄生虫がいます。

コロダイの成魚は食用で旬は秋から初夏にかけてです。

コロダイのオスとメスの見分けるには外見では困難と思われます。

コロダイの旬である冬は1キログラム2000〜3000円ほどで販売されています。

コロダイとコショウダイはよく似ておりどちらもイサキ科に分類されています。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

(出典元:アイキャッチ画像はInstagram mii_fishing様より)

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