【コクテンフグの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、コクテンフグの生態についてまとめていきたいと思います。

 

コクテンフグはフグ目フグ科モヨウフグ属に分類される海水魚です。

愛嬌ある姿は観賞用として人気がありますが、毒があり食べると危険です。

 

では詳しくご紹介しましょう。

まずは、コクテンフグの写真をお見せします!

コクテンフグの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

コクテンフグの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

 

コクテンフグは、体表が灰褐色に黒い斑点がみられるのが特徴で、一番多い体表の色は灰褐色ですが、黄色、青みがかったものもいます。

 

コクテンフグの人気の1つにアザラシや犬に似ていると言われる丸い顔があります。

ちょっと間の抜けた顔は「ドッグフェイスパファー」とも呼ばれ親しまを持たれています。

 

コクテンフグは敵を遠ざけるために、空気や水を吸い込んで自身の体を膨らませるフグ特有の威嚇をする習性があり、その姿は愛嬌たっぷりです。

しかし、コクテンフグは他の多くのフグと同様に強い毒を持ち、食べると死に至ることもあるため食用不可です。

 

コクテンフグの性格はおとなしく、臆病で人懐っこく、飼育下ではエサをくれる人に慣れることがあります。

コクテンフグの和名は「コクテンフグ」で、漢字は「黒点河豚」と書きます。

 

体表にある黒い斑点が名前の由来と思われます。

コクテンフグの英名は「Blackspotted puffer」です。

 

直訳すると黒い斑点のあるフグなので、見た目の姿が名前の由来ですね。

 

また「Dog Face Puffer」とも呼ばれ、顔が犬に似ていることがそのように呼ばれているのでしょう。

学名は「Arothron nigropunctatus」です。

 

次にコクテンフグの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

コクテンフグの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

コクテンフグは、太平洋やインド洋のサンゴ礁で見られます。

 

日本では主に神奈川県三浦半島、八丈島、小笠原諸島、福岡県津屋崎、屋久島、琉球列島以南で生息しています。

水深15m前後のサンゴ礁域に生息し、体を膨らませると泳ぐのが遅く4なるためため簡単にダイバーにつかまり、遊び相手にもなっています。

 

しかし皮膚にも毒があるので、素手で触ることのはやめておきましょう。

コクテンフグは普段は単独でいますが、産卵時期は群れで行動をしいます。

 

コクテンフグの原産地について詳細がわかるデータは現状見つかりませんでした。

今後、調査や研究が進めばわかるかもしれませんね。

 

次は、コクテンフグが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

コクテンフグが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

コクテンフグの全長の平均は15~20センチメートルですが最大で全長33センチメートルになる個体もいました。

 

体重についての詳細はデータは現状では見つかりませんでした。

今後、調査が進めは体重のデータも豊富にみられそうですね。

 

コクテンフグの寿命はおよそ8年と言われています。

最長寿命についても詳細なデータは今のところ見つかりませんでした。

 

今後、調査や研究が進めば正確なデータが得られるかもしれません。

飼育下で栄養や整った環境であれば、もっと長い生きをするかもしれませんね。

 

それでは次にコクテンフグの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

コクテンフグの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

コクテンフグは観賞用とてして人気がありますが、飼育難易度は割と高めです。

 

水温や水質に変化があると体調を壊しやすく、餌付けに時間がかかる点が飼育の難しさです。

飼育環境を整え、愛嬌のあるコクテンフグの泳ぐ姿をのんびり見てみたいですよね。

 

コクテンフグの混泳は、他の種の魚を攻撃することがありますので単独飼育がおすすめです。

混泳させたい場合は、喧嘩しないか2~3日様子をみて大丈夫そうならそのまま混泳させましょう。

 

コクテンフグを幼魚の頃から飼育し、成長する姿を観察していきたいですよね。

最大で30センチメートルほどに成長する個体もいますが、幼魚の頃からだと水槽のサイズのあったサイズまで成長が止まります。

 

それでは、コクテンフグのの飼育について簡単にご紹介します。

■水槽
水槽のサイズは60センチメートル以上が好ましいです。幼魚から飼育すると水槽のサイズあった成長をするので、飼育できる範囲でサイズを選ぶとよいです。

■水槽水の準備
水槽に水道水をいれたらカルキ抜きをして海水を作ります。
水中の塩分濃度が適切であるかを定期的にチェックし、必要に応じて新しい飼育水を加えて調整します。

■照明
日中には活動的で、夜には休息する傾向があります。照明を使って水中を明るく照らし、生活のリズムをつくります。病気の予防の為に殺菌灯をつけることをおすすめします。

■フィルター
適切なフィルターを使用して、水中の浮遊物、有機物、窒素エキスなどの汚れを取り除きます。

■水温管理
コクテンフグの適切な温度は、25~28度の範囲内です。常に適温を保てるように毎日確認をしましょう。
夏の間は水温が上がらないように、冬の間は水温が下がらないように、管理をしていくとよいです。

■水質テスト
適切な水質を維持するために、水質テストを行い、必要に応じて水質調整を行います。

■飼育環境を整える
岩石、コーラルなど隠れ家となるものや、底には砂を入れてあげます。
いろいろな泳ぎ方を観察できるでしょう。
水槽の準備ができたら、コクテンフグをそうっと入れてあげます。
しばらく様子を観察して体に傷がないか、泳ぎ方に異変は無いかを確認します。

コクテンフグのがフンをする様子も確認しておきましょう。色や形や量の毎日の変化も健康管理の1つとなります。

 

次に、コクテンフグのエサの量とやり方に関してお伝えします。

 

コクテンフグの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

コクテンフグは野生化では主に海藻、サンゴ、海綿、尾索動物、甲殻類、軟体動物等を食べています。

 

飼育する場合は冷凍エサや乾燥エサを与えてあげますが、餌付けに時間がかかることがあります。

エサの与えすぎは、水の汚れの原因になりますので、大量に与えず、朝または夕方の1日1回程、食べきる量を与えます。

 

食べ残したエサは取り除いてあげ、水槽水の清潔を保ちましょう。

水槽内が清潔であるとお魚の観察がしやすいですよね。

 

それでは次に、コクテンフグがかかりうる病気をお伝えします。

 

コクテンフグがかかりうる病気は?対策方法も!

 

コクテンフグは白点病など感染病にかかることがあります。

 

他には鰓腫瘍、鰓腐れ、赤点病、消化器系の疾患、寄生虫感染症にかかることもあります。

いつもよりエサを食べない、いつもと違う泳ぎ方をする、動かない、体表に異変があるなどみつけたら病気を疑いましょう。

 

それでは白点病とウーディニウム病(コショウ病、ベルベット病、サビ病)について簡単にご説明いたします。

■白点病
エラや目、体表に寄生する寄生虫で、ライブロックなどに体をこすりつけたり、白い点々がみえたら感染している可能があります。
海水魚用の薬がありますので薬浴させてあげましょう。
個体によっては、薬が合わないこともあります。

■ウーディニウム病
白点虫よりも小さな寄生虫で、エラや体表に寄生します。
白い点々は、白点病よりも見つけにくいのでいつもと違う泳ぎ方をしている、壁面に体をこすりつけるなどしていれば、感染している可能があります。

白点病とウーディニム病に違いは白い点の大きさですが、どちらも病気にかかってしまったら、
硫酸銅溶液、ヨウ素添加治療など海水魚専用の薬で薬浴し、与えている期間はエサを与えないようにしましょう。
また、感染した個体を元の水槽水と同じ大きさの水槽に移し、白点虫を排除してあげます。

 

症状が進むと呼吸困難になり死んでしまうことがあります。

死んでしまった魚から雑菌が発生しやすくなり、病気になることもあります。

コクテンフグがいつもより違う泳ぎをしているなどあれば、別の水槽に移し様子を観察し病気の予防をしてあげましょう。

 

次は、コクテンフグは食べることができるのかについてお伝えします。

 

コクテンフグは食べることができるの?食べ方は?

 

コクテンフグは、強い毒を持ち、食べると死に至ることもあるため食用不可です。

 

コクテンフグには、強毒(100 MU/g 以上 1000 MU/g 未満)個体が確認されており、有毒率は63%(24個体中15個体)から70%(20個体中14個体)であることが報告されています。

毒は、肝臓や卵巣に含まれるテトロドトキシンという神経毒で、筋肉にもあるといわれています。

 

コクテンフグを誤って食べると呼吸困難や麻痺などの症状が現れます。

 

また、コクテンフグは皮膚にも毒があるため、素手であまり触らないようにしましょう。

コクテンフグは食用としてではなく、観賞用として楽しみたいですね。

 

次に、コクテンフグとメスの見分け方についてお伝えします。

 

コクテンフグの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

コクテンフグのオスとメスの見分け方について詳細がわかる情報は得られませんでした。

 

コクテンフグは普段は単独行動しますが、繁殖期になると群れを作りオスがメスに産卵するように腹をつつく行動が見られます。

ダイビング中や飼育しているコクテンフグがペアであれば、産卵が観察できるかもしれませんね。

 

また、メスはオスがいなくても産卵をすることがあります。

産卵はとても体力を消耗させますのでもし産卵後はエサを食べるか、泳ぎ方に変化は無いかなど、注意して観察をしていきましょう。

 

次に、コクテンフグの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

コクテンフグの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

コクテンフグは、海水魚専門店やオンラインショップで購入が可能です。

 

在庫切れのことが多いのでリクエストをしてみましょう。

入荷してくれる可能性があります。

 

コクテンフグの販売平均価格ですがサイズにより異なります。

5~6センチメートルほどで3000円ほどで販売されるなど、高値がついています。

 

さらに小さいと、さらに価格が高くなる場合が多いです。

お店によっては、1匹や複数で販売されていることもあります。

 

オンラインで購入するときは、現在のサイズや健康状態、送料、運搬方法、元気よく泳いでいる個体、餌付けされているか、確認しておきましょう。

 

もし釣りをしていて捕まえてしまったら、そのまま自宅で飼育をしてもいいですね。

その場合は、最後までしっかりとお世話をしていきましょう。

 

最後に、コクテンフグの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

コクテンフグの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

コクテンフグが分類されるモヨウフグ属には、コクテンフグの他にカスミフグ、サザナミフグ
スジモヨウフグ、モヨウフグ、ホシフグがいます。

 

6種類とも毒性があるので食用にはなりませんので、気を付けましょう。

コクテンフグにある黒い斑点を持つ似た魚は「モヨウフグ」がいます。

 

モヨウフグは全長が45センチメートルほどで腹は白く、斑点は細かく体全体に散在しています。

コクテンフグと見分けるポイントは、斑点の数が細かく多い方がモヨウフグです。

 

モヨウフグ属以外では、ハコフグとミナミハコフグの幼魚に黒い斑点が身まれますが、体表が黄色いものが多いです。

コクテンフグとの見分けは、個体差もありますが斑点の数が少ない方がコクテンフグとなります。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

コクテンフグのまとめ!

 

コクテンフグはフグ目フグ科モヨウフグ属に分類される海水魚です。

コクテンフグの顔が犬に似ているといわれ、「ドッグフェイスパファー」と呼ばれています。

コクテンフグの性格はおとなしく、臆病で人懐っこいです。

コクテンフグは日本では主に琉球列島以南で15センチメートルほどのサンゴ礁域に生息しています。

コクテンフグは最大で33センチメートルほどになります。

コクテンフグは食用になりません。

コクテンフグは白点病にかかることもあり、飼育は難しい海水魚でもあります。

コクテンフグのオスとメスの見分け方は困難です。

コクテンフグに似ている仲間にモヨウフグがいますが黒点の大きさや体表の色で見分けます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)