【ゴマアイゴの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、ゴマアイゴの生態についてまとめていきたいと思います。

 

ゴマアイゴは、スズキ目ニザダイ亜目アイゴ科アイゴ属に分類される海水魚です。

沖縄ではカーエーと呼ばれ、刺身や塩焼きなどで食べられています。

 

では詳しくご紹介しましょう。

 

まずは、ゴマアイゴの写真をお見せします!

ゴマアイゴの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

ゴマアイゴの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

 

ゴマアイゴは、沖縄では釣りや食用として人気のある海水魚ですが背鰭、腹鰭、臀鰭には毒をもつことが特徴です。

 

刺さったら蜂に刺されたような激痛がし、腫れた部分の痛みは数日続くこともあります。

ゴマアイゴが死んでいても毒は有効なので、捌くときは先に棘を落としてから調理しましょう。

 

ゴマアイゴの体側部には黄色とオレンジが混ざったような色の斑点が複数あり、腹部には見られません。

目の周りや頭部は同じ色のうねうねした模様が見られます。

 

尾鰭の付け根あたりに、大き目な黄色い斑点があり他種と区別するポイントとなっています。

ゴマアイゴの性格は、攻撃性は少なく、知らないものが近づくと岩陰に隠れることもあり少々臆病かもしれません。

 

ゴマアイゴの和名は「ゴマアイゴ」で、漢字で「胡麻藍子」または「胡麻阿乙呉」と書きます。

体に胡麻状の斑紋があるのが、名前の由来と言われています。

 

英名は「Goldlined spinefoot」「Orange-spotted spinefoot」「Rabbit Fish」などがあります。

直訳すると「金色のラインのアイゴ属の魚」「オレンジの斑点模様のアイゴ科の魚」となり英名でも体の模様が名前の由来となっていますね。

 

また、Rabbit Fishは顔がウサギに似ていることから名付けられたそうです。

学名は「Siganus guttatus (Bloch, 1787)」です。

 

次にゴマアイゴの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

ゴマアイゴの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

ゴマアイゴは、東インド洋から西部太平洋に広く分布しています。

 

日本国内では沖縄島以南でよくみられ奄美大島や鹿児島県の薩摩半島西岸でも観測されており、温暖な場所で生息しています。

夜行性で主に沿岸や内湾のサンゴ礁や岩礁で10~15匹程の群れを作り、産卵期はもっと大きな群れを作りっています。

 

幼魚はマングローブや海藻が茂っている汽水域でも泳いでいることがあります。

ゴマアイゴの原産地について詳細がわかるデータは現状見つかりませんでした。

今後、調査や研究が進めばわかるかもしれませんね。

 

次は、ゴマアイゴが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

ゴマアイゴが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

ゴマアイゴはアイゴ科の中では大型種で50センチメートル弱まで成長する個体もいます。

 

体重については、32センチメートルで820グラム、35センチメートルで1.2キログラムというデータがありました。

大きいもので、47センチメートルほどで、体重は2キログラムといった個体もいました。

 

ゴマアイゴの平均寿命についても詳細なデータは見つかりませんでしたが、アイゴが大体7~8年なのでゴマアイゴも同じくらいと思われます。

 

最長寿命についても詳細なデータは今のところ見つかりませんでした。

 

今後、調査や研究が進めば正確なデータが得られるかもしれません。

飼育下で栄養や整った環境であれば、もっと長い生きをするかもしれませんね。

 

それでは次にゴマアイゴの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

ゴマアイゴの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

ゴマアイゴを飼育する場合は、毒のあるせ鰭、はら鰭、しり鰭に気を付けることです。

 

もし刺されたときは、
〇刺されたところを流水で毒を洗い流すように洗います。
〇火傷しない程度のなるべく熱いお湯に患部をつけます。
大体40~60度ほど。

 

お湯が無い場合は温タオル・自販機の温かい飲み物の缶を当てておきます。

冷やすのは逆効果でなので、温めるようにします。

ゴマアイゴを混泳や数匹で飼育する場合は同じサイズのものを揃えるようにした方がよいでしょう。

 

では、海水魚の飼育について簡単にご紹介します。

■水槽
水槽のサイズは60センチメートル以上が好ましいです。
幼魚から飼育すると水槽のサイズあった成長をするので、飼育できる範囲でサイズを選ぶとよいです。

■水槽水の準備
水槽に水道水をいれたらカルキ抜きをして海水を作ります。
水中の塩分濃度が適切であるかを定期的にチェックし、必要に応じて新しい飼育水を加えて調整します。

■照明
日中には活動的で、夜には休息する傾向があります。
照明を使って水中を明るく照らし、生活のリズムをつくります。
病気の予防の為に殺菌灯をつけることをおすすめします。

■フィルター
適切なフィルターを使用して、水中の浮遊物、有機物、窒素エキスなどの汚れを取り除きます。

■水温管理
ゴマアイゴの適切な温度は、28~30度の範囲内です。
常に適温を保てるように毎日確認をしましょう。
夏の間は水温が上がらないように、冬の間は水温が下がらないように、管理をしていくとよいです。

■水質テスト
適切な水質を維持するために、水質テストを行い、必要に応じて水質調整を行います。

■飼育環境を整える
岩石、石、コーラルなど隠れ家となるものや、底砂をいれてあげます。
いろいろな泳ぎ方を観察できるでしょう。

 

水槽の準備ができたら、ゴマアイゴをそうっと入れてあげます。

しばらく様子を観察して体に傷がないか、泳ぎ方に異変は無いかを確認します。

 

次に、コクテンフグのエサの量とやり方に関してお伝えします。

 

ゴマアイゴの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

ゴマアイゴは野生化では主に海藻を食べ、甲殻類も食べることがあります。

 

捌いたときに、内臓が臭いのは海藻を食べているためで、身は弾力があり美味しいです。

飼育をする場合は、海藻を使用した人工飼料やダイレクトに海藻を水槽に入れてあげてもよいです。

 

水温が下がるとエサを食べなくなることがありますので、毎日に水温チェックは行いましょう。

エサの与えすぎは、水の汚れの原因になりますので、大量に与えず、1日1~2回程、食べきる量を与えます。

 

食べ残したエサは取り除いてあげ、水槽水の清潔を保ちましょう。

水槽内が清潔であるとお魚の観察がしやすいですよね。

 

それでは次に、ゴマアイゴがかかりうる病気をお伝えします。

 

ゴマアイゴがかかりうる病気は?対策方法も!

 

ゴマアイゴは白点病など感染病にかかることがあります。

白点病とウーディニウム病(コショウ病、ベルベット病、サビ病)について簡単にご説明いたします。

■白点病
エラや目、体表に寄生する寄生虫で、ライブロックなどに体をこすりつけたり、白い点々がみえたら感染している可能があります。
海水魚用の薬がありますので薬浴させてあげましょう。
個体によっては、薬が合わないこともあります。

■ウーディニウム病
白点虫よりも小さな寄生虫で、エラや体表に寄生します。
白い点々は、白点病よりも見つけにくいのでいつもと違う泳ぎ方をしている、壁面に体をこすりつけるなどしていれば、感染している可能があります。
白点病とウーディニム病に違いは白い点の大きさですが、どちらも病気にかかってしまったら、
硫酸銅溶液、ヨウ素添加治療など海水魚専用の薬で薬浴し、与えている期間はエサを与えないようにしましょう。

 

また、感染した個体を元の水槽水と同じ大きさの水槽に移し、白点虫を排除してあげます。

症状が進むと呼吸困難になり死んでしまうことがあります。

死んでしまった魚から雑菌が発生しやすくなり、病気になることもあります。

ゴマアイゴがいつもより違う泳ぎをしているなどあれば、別の水槽に移し様子を観察し病気の予防をしてあげましょう。

 

次は、ゴマアイゴは食べることができるのかについてお伝えします。

 

ゴマアイゴは食べることができるの?食べ方は?

 

ゴマアイゴは沖縄ではカーエーと呼ばれ、食味も良く釣り人からも人気の海水魚です。

 

沖縄のスーパーには普通に売られていますが、他の地域の市場には出回ることは少ないです。

ゴマアイゴは海藻を食べるため、捌くと内臓が臭います。釣ったものを食べるときはその日のうちに捌くようにしましょう。

 

身は白身で弾力があり美味しく、刺身や塩焼きでシークワーサーのしぼり汁をかけて食べるとおいしいです。

他には、マース煮(塩で煮る料理)、みそ汁、あら汁、など様々な料理に用いられています。

カルパッチョなどオリーブオイルに合わせて美味しく食べられそうですね。

 

次に、ゴマアイゴとメスの見分け方についてお伝えします。

 

ゴマアイゴの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

ゴマアイゴのオスとメスの見分け方に関する情報は見つかりませんでした。

 

とても似ているので見た目だけでは、区別が難しいと思われます。

ただ、繁殖活動中はオスとメスのの役割が異なりますので見分けるちチャンスと思われます。

 

ゴマアイゴの繁殖期は4月~10月で、浅く潮通しのよいサンゴ礁で産卵をします。

産卵水温は28~30度で沈性粘着卵の卵を20~100万個を産卵されています。

繁殖行動や孵化するまでの親の行動など、詳細がわかる資料はないですが、ダイビング中や飼育してる場合、4~10月の間に大きな群れで行動するゴマアイゴに遭遇できるとよいですね。

 

釣ったゴマアイゴを捌いたら卵が出てきた、ということもあり得ますよね。

 

次に、ゴマアイゴの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

ゴマアイゴの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

ゴマアイゴは、海水魚専門店やオンラインショップで購入が可能です。

 

幼魚のサイズから販売がされていますすが、在庫切れのショップが多いです。

販売価格は15センチメートルほどで約2000円前後、価格は不明ですが6~8cmの個体もいました。

 

どんどん成長してしまうので、見つけたら購入をした方がよいです。

常にお店にいる魚でないことが多いので、お店に無い場合は入荷可能か問い合わせしてみると何か情報がつかめるかもしれません。

 

購入の際は、元気よく泳いでいる個体、餌付けされているか、現状のサイズを確認しておきましょう。

また、釣ったゴマアイゴを持ち帰って飼育してもいいですね。

その場合は、最後までしっかりとお世話をしていきましょう。

 

最後に、ゴマアイゴの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

ゴマアイゴの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

ゴマアイゴが分類されるアイゴ科には、27種が確認されています。

主にインド太平洋および地中海東部に分布しており、毒のある鋭い棘が特徴です。

 

ゴマアイゴに似た魚は「ブチアイゴ」がいます。

同じアイゴ属で主に沖縄のサンゴ礁や岩礁に生息をしています。

 

ゴマアイゴと見分けるポイントは、尾ビレの近くに有る黄色いコインの様な斑点が無いこととです。

ブチアイゴには目の斜め上あたりに黒いコイン大の斑点が有ります。

2種類とも、大きな斑点が違う色で違う場所にあるので見分けがしやすいですよね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ゴマアイゴのまとめ!

 

ゴマアイゴは、スズキ目ニザダイ亜目アイゴ科アイゴ属に分類される海水魚です。

ゴマアイゴは漢字では「胡麻藍子」または「胡麻阿乙呉」と書きます。

ゴマアイゴは日本国内では主に沖縄島以南で生息し夜行性です。

ゴマアイゴは最大で50センチメートル弱の個体がいます。

ゴマアイゴを飼育する場合は、毒のあるせ鰭、はら鰭、しり鰭に気を付けることです。

ゴマアイゴは沖縄ではお刺身、塩焼きなどで食用とされてます。

ゴマアイゴのオスとメスの見分け方は難しいです。

ゴマアイゴはオンラインショップで15センチメートルで2000円前後くらいです。

ゴマアイゴにはブチアイゴという似た海水魚がますが、尾鰭近くに黄色の斑点は無いです。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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