【サザナミトサカハギの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、サザナミトサカハギの生態についてまとめていきたいと思います。

 

サザナミトサカハギはスズキ目のニザダイ科テングハギ属の海水魚です。

とても頭が大きくて、目の上の青いラインと背中のひれが長いのが特徴です。

尾の部分には2つの硬い板があり、尾びれの両端が細長い紐のようになっています。

雄は求愛するときに色が鮮やかに変化します。

 

では詳しくご紹介しましょう。

まずは、サザナミトサカハギの写真をお見せします!

サザナミトサカハギの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

サザナミトサカハギの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

 

サザナミトサカハギの特徴は、稚魚、若魚、成魚と体表の色が変化することです。

成魚は青っぽく、メスは赤っぽい体色となり見分けが比較的しやすいです。

サザナミトサカハギの性格については、まだからないことが多いです。

水族館で展示されている個体は他の魚を攻撃することないようですが、大人しいという情報もありません。

今後、生態調査が進めば、今以上に様々なことが判明するかもしれませんね。

サザナミトサカハギの和名は「サザナミトサカハギ」、漢字名は「細波鶏冠剥」があります。

背中のヒレが、鶏の鶏冠にもみえることが名前の由来と思われます。

沖縄ではシッジューマススイと呼ばれ、食用になっています。

英名は「Bignose unicornfish」「Scibbled Unicornfish」「Vlaming’s Unicornfish」「Zebra Unicornfish」など、見た目の姿を名前に用いているものが多いですね。

学名は「Naso vlamingii (Valenciennes, 1835)」となります。

「Naso」はラテン語で鼻という意味になります。

 

次にサザナミトサカハギの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

サザナミトサカハギの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

サザナミトサカハギは、西太平洋、インド洋の熱帯・亜熱帯域に分布しています。

日本では、小笠原諸島、伊豆諸島、神奈川県、静岡県、和歌山県、新潟県、岩手県および屋久島以南の琉球列島に生息しています。

潮通しの良い水深10メートル前後のサンゴ礁の斜面で他の魚と泳いでおり幼魚は黒潮の流れで南日本の太平洋側で見ることができます。

サザナミトサカハギの原産地について詳細がわかるデータは現状見つかりませんでした。

今後、調査や研究が進めばわかるかもしれませんね。

 

次は、サザナミトサカハギが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

サザナミトサカハギが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

サザナミトサカハギは体長は最大で70cm程まで成長をします。

体重については詳細なデータは見つかりませんでした。

サザナミトサカハギの平均寿命についても詳細なデータは見つかりませんでしたが、飼育下で12年7ヶ月生存したというデータがありました。

最長寿命についても詳細なデータは今のところ見つかりませんでした。

飼育下で栄養や整った環境であれば、もっと長生きをするかもしれませんね。

 

それでは次にサザナミトサカハギの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

サザナミトサカハギの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

ササナミトサカハギは最大で70センチメートル程に成長することもあるため大型の水槽を用意するとよいでしょう。

設置場所や水道代、エサ代が準備できるかなど計画をたて装備の準備をしていきましょう。

■水槽
水槽のサイズは大型の180センチメートル以上が好ましいです。
混泳が可能なので、他の海水魚のサイズや数によって水槽の大きさを決めましょう。
ササナミトサカハギが他の魚に攻撃されたり、攻撃するようなら別の水槽に1週間ほど
移して様子を見ましょう。

■水槽水の準備
水槽に水道水をいれたらカルキ抜きをして海水を作ります。
水中の塩分濃度が適切であるかを定期的にチェックし、必要に応じて新しい飼育水を加えて調整します。

■照明
日中には活動的で、夜には休息する傾向があります。
照明を使って水中を明るく照らし、
生活のリズムをつくります。病気の予防の為に殺菌灯をつけることをおすすめします。

■フィルター
適切なフィルターを使用して、水中の浮遊物、有機物、窒素エキスなどの汚れを取り除きます。

■水温管理
サザナミトサカハギの適切な温度は、25~28度の範囲内です。
常に適温を保てるように毎日確認をしましょう。
夏の間は水温が上がらないように、冬の間は水温が下がらないように管理をしていくとよいです。

■水質テスト
適切な水質を維持するために、水質テストを行い必要に応じて水質調整を行います。

■飼育環境を整える
岩石、石、コーラルなど隠れ家や、底砂をいれてあげます。
牡蠣の殻などを入れてあげると産卵する場合があります。

 

以上が、サザナミトサカハギの飼育方法です。

 

水槽の準備ができたら、サザナミトサカハギをそうっと入れてあげます。

しばらく様子を観察して体に傷がないか、泳ぎ方に異変は無いかを確認します。

 

それでは次に、サザナミトサカハギの餌と量はどうするかをお伝えします。

 

サザナミトサカハギの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

サザナミトサカハギは野生では動物プランクトンや藻をなどを餌として食べています。

飼育下では、冷凍アミエビなどを与えるとよいでしょう。海藻類も食べるようなら少量ずつ与えてもよいです。

エサの与えすぎは、水の汚れの原因になりますので、大量に与えず、1日1~2回程、食べきる量を与えます。

食べ残したエサは取り除いてあげ、水槽水の清潔を保ちましょう。

サザナミトサカハギは多少水質が清潔で無くとも大丈夫ではありますが、水槽内が清潔であるとお魚の観察がしやすいですよね。

 

それでは次に、サザナミトサカハギがかかりうる病気をお伝えします。

 

サザナミトサカハギがかかりうる病気は?対策方法も!

 

サザナミトサカハギがかかりうる病気についての情報は今のところはありませんでした。

飼育下では、水温や水質を一定に保ち、ストレスを与えないように驚かせたり水中に手を不用意に入れないようにしましょう。

下記に、海水魚がかかりやすい病気について簡単にご説明をしておきます。

海水魚がかかりやすい病気として白点病とウーディニウム病(コショウ病、ベルベット病、サビ病)があります。

■白点病
エラや目、体表に寄生する寄生虫で、
ライブロックなどに体をこすりつけたり、白い点々がみえたら感染している可能があります。
海水魚用の薬がありますので薬浴させてあげましょう。
個体によっては、薬が合わないこともあります。

■ウーディニウム病
白点虫よりも小さな寄生虫で、エラや体表に寄生します。
白い点々は、白点病よりも見つけにくいのでいつもと違う泳ぎ方をしている、
壁面に体をこすりつけるなどしていれば、感染している可能があります。
白点病とウーディニム病に違いは白い点の大きさですが、どちらも病気にかかってしまったら、
ヨウ素添加治療など海水魚専用の薬を使用し、与えている期間はエサを与えないようにしましょう。

 

水槽水は、少しずつ取り替えてあげますが、元の水槽水と同じ濃度にするようにします。

感染した魚を別の水槽に移して、水槽のお水を入れ替えて白点虫を排除してあげます。

症状が進むと呼吸困難になり死んでしまうことがあります。

死んでしまった魚から雑菌が発生しやすくなり、病気になることもあります。

サザナミトサカハギがいつもより違う泳ぎをしているなどあれば、別の水槽に移し様子を観察し病気の予防をしてあげましょう。

 

次は、サザナミトサカハギは食べることができるのかについてお伝えします。

 

サザナミトサカハギは食べることができるの?食べ方は?

 

サザナミトサカハギは、沖縄では一般的に食べられている魚の1つで、主に追い込み漁や刺し網などで獲ります。

サザナミトサカハギは動物性プランクトンや海藻類を主に食べているため、内臓が匂う場合がありますが、白身の筋肉部は美味しいです。

主な調理方に、刺身、煮つけ、揚げ物、焼き物などがあり、様々な料理に使われています。

沖縄以外の地域では出回ることはほとんどないです。

沖縄調理店か、沖縄に行ったときに味わいたいですね。

サザナミトサカハギは見た目が美しい魚なので、観賞用として楽しむこともできます。

 

次に、サザナミトサカハギとメスの見分け方についてお伝えします。

 

サザナミトサカハギの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

サザナミトサカハギはオスとメスが体色が異なりますすので、比較的見分けがしやすい魚です。

オスは青みをしており、メスは赤みをした体色をしています。

 

サザナミトサカハギのオスは繁殖期になると体色を濃い青色に変化させ、メスを追いかけて繁殖行動をとります。

幼魚はメスに似た赤みをした体色となり尾ひれの先端は白っぽい色で、成魚に見られる尾ひれから伸びる紐のようなものはまだ見られません。

若魚の体色は褐色に黄色の小さな斑点が見られ、目の上あたりは青色になっています。

幼魚から飼育をすれば、体色の変化が観察でき観賞の楽しみとなりますね。

 

次に、サザナミトサカハギの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

サザナミトサカハギの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

サザナミトサカハギは、海水魚店やオンラインショップで購入が可能です。

オンラインでは、体長が26〜28センチメートルで8,600 円という個体がありました。

個体差や年齢、お店によって価格は異なりますが、10000円前後で購入可能と思われます。

サザナミトサカハギは店に常備されている海水魚ではないので、入荷について問い合わせをしてみましょう。

サザナミトサカハギは自分で釣ったもので飼育することもできますね。

水槽内の環境を整えてストレスを与えないように管理をしてあげましょう。

 

最後に、サザナミトサカハギの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

サザナミトサカハギの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

サザナミトサカハギは、学名でNaso vlamingiiと呼ばれ、ニザダイ科テングハギ属に分類され現在は20種類のテングハギ属が確認されています。

主なテングハギ属の仲間をご紹介します。

ナガテングハギモドキ (Naso lopezi Herre)
テングハギ (Naso unicornis)
テングハギモドキ (Naso hexacanthus)などが確認されています。

テングハギ属は美しい色合いのものが多く、サンゴ礁などに生息をし、動物性プランクトンや海藻類を食べいています。

サザナミトサカハギのような尾ひれから2本の紐のようなものが見られる魚はテングハギが似ていると思われます。紐のような部分の長いほうがサザナミトサカハギとなります。

今後、サザナミトサカハギのような尾ひれが一部長い新種の発見があることを期待したいですね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

サザナミトサカハギのまとめ!

 

サザナミトサカハギはスズキ目のニザダイ科テングハギ属の海水魚です。

サザナミトサカハギの成魚は青っぽく、メスは赤っぽい体色となり見分けが比較的しやすいです。

サザナミトサカハギは沖縄ではシッジューマススイと呼ばれ、食用になっています。

サザナミトサカハギは日本では、主に小笠原諸島、伊豆諸島、琉球列島の潮通しの良いサンゴ礁の斜面に生息しています。

サザナミトサカハギは最大で70センチメートルまで程となります。

サザナミトサカハギは飼育する場合は大きめの水槽が必要です。

サザナミトサカハギがかかりうる病気は見つかりませんが白点病などに注意をします。

サザナミトサカハギに似ているものにテングハギがおり尾ひれの紐のような長さで見分けをします。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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