【シロサバフグの生態！】生息地や最大の大きさなど！

みなさんこんにちは。

本日は、シロサバフグの生態についてまとめていきたいと思います。

シロサバフグは、フグ科サバフグ属で全長は30センチメートルほどで日本沿岸の底生性の海水魚です。

フグですが、無毒であり様々な調理が楽しめますが、フグ処理師に捌いて貰いましょう。

まずは、シロサバフグの写真をお見せします！

シロサバフグの特徴や性格についてもお伝えしますね。

シロサバフグの写真(画像)！特徴や性格は？漢字や英語で何ていうの？名前の由来はなに？

シロサバフグの毒性について、シロサバフグは筋肉、皮、精巣は無毒ですが、食べるときはフグ処理師に捌いて貰いましょう。

シロサバフグは、漢字で白鯖河豚と書きます。

英名は、Brown-backed toadfish、Swellfish
学名は、Lagocephalus wheeleri Abe,Tabeta&Kitahamaとなります。

地方によって、サバフグ、カナト、シロカナト、キンフグ、ギンフグ、ギロ、カナフグ、チャンプク、クロ、キロフグ、キンカンバキンカンバと呼ばれています。

名前の由来は、鯖のように群れをつくって生息している点、見た目が鯖に似ていることからという説があります。

シロサバフグは地方で様々な名前をもっていますね。

それだけ昔から日本では馴染みの深い、身近な海水魚ということになるのでしょう。

それでは次に、シロサバフグの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

シロサバフグの生息地(分布)はどこなの？原産地はどこ？

シロサバフグの生息地は、鹿児島以北の日本沿岸全般と、東シナ海です。

原産地の詳細については不明ですが、地方によってそれぞれ名前がついていることから
日本では古くから食用されており、日本近海が原産と思われます。

それでは次に、シロサバフグが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

シロサバフグが成体になると最大でどれくらの大きさや重さに成長するの？寿命の平均と最長？

シロサバフグは全長35センチメートルの中型種で、体重は500グラムから1キログラム辺りが多いです。

中には50センチメートルほどまで成長する個体もいます。

平均寿命は地域によって環境が異なることから、詳細なデータは見当たりませんが、大体5～6年ほどと思われます。

シロサバフグは、地域によ多少多少異なりますが、大体5月～8月に産卵をし、1年で約20センチメートルほどになり、5年で30センチメートルほどに成長します。

飼育する場合、環境条件や餌の種類によっては、5年以上長生きするかもしれませんね。

それでは次に、シロサバフグの育て方(飼育方法)をお伝えします！

シロサバフグの育て方(飼育方法)は？水槽や照明器具の選び方は？

シロサバフグとクロサバフグの飼育方法についてポイントをまとめてみました。

購入は難しいかもしれませんが、自分で釣ったものを鑑賞することはできますよね。

■水槽
水平に設置でき、直射日光が当たらない場所を確保する。
全長が40センチメートルほどになること、複数飼育する場合のことを考えると
90センチ以上の水槽があるとよいでしょう。

■海水
シロサバフグは、海水魚なので海水を用意します。
比重計を使って、1.022～1.024ぐらいの間になるようにします。
飼育がスタートして、水量が減ったら比重も変化しますので注意しましょう。

■フィルター
塩分に対応したフィルターを用意します。
飼育する前に水槽に海水を入れ、一晩フィルターを稼働しておきましょう。
フィルターは、外部式や上部式フィルターが適しています。

■水温計
水槽水は、冬場は14～17度、夏場は18～27度が適温となります。
水槽のある部屋でエアコンの使用したり、水槽の照明によって水温に影響がでる場合があるので
水温計を毎日確認をする習慣をつけるとよいです。
また、水量が減ると水温に影響があるので、水量も合わせてチェックしておきましょう。

■底砂とライブロック。
必ず用意するものでは無いですが、使用する場合はきれいに洗ってから使用します。
水槽内のレイアウトにもこだわると、フグたちの鑑賞はより楽しめますよね。

■照明
サバフグの毎日の生活にメリハリを付けるためにも照明を用意するとよいです。
夜は消灯し休ませてあげましょう。

それでは次に、ｼﾛサバフグの餌と量はどうするのかについてお伝えします。

シロサバフグの餌と量はどうする？どう餌やりすればいい？

シロサバフグは野性では水深20～60メートルの辺りでイカ、エビ、甲殻類や小魚を食べています。

飼育する場合、シロサバフグの餌は、釣り具店やネットショップで購入ができ、乾燥エビや生きている殻付きアサリ、エビ、イカや魚肉、しらすなどを与えてあげます。

幼魚の頃や、複数匹飼育をする場合は、複数の餌を毎日与えてあげます。

成魚の場合は、必要な栄養があれば1日1回与え、毎日与える必要は無いです。

餌の与え過ぎは残した餌で水が汚れることもありますので、注意しましょう。

それでは次に、シロサバフグがかかりうる病気をお伝えします。

シロサバフグがかかりうる病気は？対策方法も！

シロサバフグがかかりうる病気は、海水白点病です。

白点虫という寄生虫が原因で、体の表面に白いツブツブが見えてきます。

シロサバフグが新しい環境に慣れるまでにかかりやすい病気と言われていますので、早期発見にはヒレや目の周りに白い物があるか確認をしましょう。

砂底やライブロックなどに体をこすりつけていれば、感染している場合もあります。

もし、かかってしまったら銅化合物製剤を使用して、白点虫を減らしていきます。

期間は約2週間ほどで様子をみていきます。

海水白点病の予防として水槽水を定期的に交換し、清潔に保つことが重要です。

ただし、頻繁に水の交換するのはフグにストレスを与えることにもなります。

それでは次に、シロバフグは食べることができるのかについてお伝えします。

シロサバフグは食べることができるの？食べ方は？

シロサバフグは美味しく食べる事ができますが、フグ処理師が捌く必要があります。

鮮魚店や通販サイトでは、内臓をとり皮を剥いだフグや一夜干しといった加工品が購入できますので
自宅でお鍋や唐揚げなどの調理が楽しめます。

シロサバフグはトラフグに比べると比較的安価で通年購入ができる点も人気です。

代表的な調理方はたくさんありますがお刺身や唐揚げです。

歯ごたえのある食感は鶏肉に負けず、脂っこくなく楽しめます。

産地によっていろいろな料理法があるので、訪れて食べてみたいですよね。

他には、刺身、ムニエル、味噌汁の具、煮付け、鍋など和洋中の幅広いメニューに使用ができて
便利です。

それでは次に、シロサバフグの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします。

シロサバフグの性別雌雄(メスオス)の見分け方は？

シロサバフグのオスとメスの見分け方は、外見だけでは困難です。

一般的にフグはメスの方が大きい、といわれますが、群れでいる場合や1匹をつり上げても比較するものが無いと判別ができないです。

捌いたときに、卵巣がある方がメス、精巣がある方がオスとなりますが捌くまで不明です。

産卵期もオスとメスの見分け方ができますが、飼育しているときなどそのチャンスに巡りあえるといいですよね。

それでは次に、シロサバフグの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

シロサバフグの販売価格や値段はどれくらいなの？平均はどれくらい？

シロサバフグについて、生きた個体を販売している情報は得られませんでした。

既に捌かれており、加工されているものだと、数匹がまとまって販売がされています。

産地やお店によって異なりますが大体、2000円～10000円程で、購入ができますので、様々な選択肢があります。

シロサバフグはトラフグと比較すると、安価で通年購入が可能ですが、産地にこだわったり、秋から春の旬の季節に、お鍋にして美味しく食べてみたいですよね。

最後に、シロサバフグの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

シロサバフグの種類はなにがいるの？似ている種類や品種は？

シロサバフグには、クロサバフグとドクサバフグの2種類の似た姿をしている仲閒がいます。

ドクサバフグは、筋肉と皮、精巣が猛毒です。この点が一番異なるので注意が必要です。

ドクサバフグは、シロサバフグとクロサバフグに比べると、一番大きく全長が50センチメートル以上になります。

3種類の尾ひれを比較すると、シロサバフグは上下端が白く、下方は白か灰色です、

先端の中央部は少し凹みがあります。

クロサバフグは、上下端は乳白色で先端は丸みを帯びています。

ドクサバフグは、尾の先端が大きく凹んでいます。

ドクサバフグには、背ヒレまで棘がありますが、シロサバフグとクロサバフグは背ヒレまで棘は達していません。

見分けやすいポイントは、背ヒレの棘と尾ひれですね。

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう！

シロサバフグのまとめ！

シロサバフグは全長32センチメートルの日本近海に多く生息する身近な海水魚です。

地方によって名前があり、古くから食用とされていました。

筋肉と皮と精巣は無毒ですが、調理はフグ処理師に捌いて貰いましょう。

オスとメスの見分け方は難しいので飼育するなら産卵期に区別できると思われます。

似ている仲閒に、クロサバフグとドクサバフグがおり、ドクサバフグは猛毒です。

背中の棘の位置とおヒレで3種類の区別をすることができます。

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

（出典元：アイキャッチ画像はInstagram satoru9794様より）