みなさんこんにちは。
本日は、チンアナゴの生態についてまとめていきたいと思います。
チンアナゴは、ウナギ目アナゴ科チンアナゴ属に分類される海水魚です。
2013年に11月11日を「チンアナゴの日」と日本記念日協会認定に制定されています。
底砂から出している体が数字の「1」に見えるからだそうです。
では詳しくご紹介しましょう。
チンアナゴの写真をお見せします!
チンアナゴの特徴や性格についてもお伝えしますね。
目次(クリックで飛べます)
- 1 チンアナゴの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?
- 2 チンアナゴの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?
- 3 チンアナゴが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?
- 4 チンアナゴの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?
- 5 チンアナゴの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
- 6 チンアナゴがかかりうる病気は?対策方法も!
- 7 チンアナゴは食べることができるの?食べ方は?
- 8 チンアナゴの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
- 9 チンアナゴの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?
- 10 チンアナゴの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?
- 11 チンアナゴのまとめ!
チンアナゴの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?
チンアナゴは、尾ビレを使ってドリルのように穴を掘りそこに生息をします。
穴の長さは体長の2.5倍ほどと言われてます。
穴は体から出す粘液で固めるので頭まで埋もれても、崩れないようになっています。
チンアナゴの体表は黒い細かな複数の斑点と、大きな黒い5つの斑点があり、大きい方は定位置にあります。
お腹にある大きな黒い斑点は肛門となっています。
チンアナゴは、体の割に大きな目を持っています。
これはチンアナゴは体を砂に埋めた状態でエサを食べるので、周りをよく見てエサが流れてきたら体を砂底から伸ばしてエサを食べるためと考えられています。
時折エサ以外も口に入れてしまうこともあり、その時は口から出しています。
チンアナゴはエサに夢中になるあまり、仲間同士で絡まってしまうこともあるようです。
エサを食べるため海水が流れてくる方向に体を向けるので、みな同じ方向を向いています。
チンアナゴの性格は臆病で警戒心が強いですが、仲間同士で口を開けて威嚇しあうことがあります。
チンアナゴは海水魚の中では人気者で多くの水族館で展示されています。
小さなヒレ、エラ、背びれなどチンアナゴの生態を観察してみましょう。
和名は「チンアナゴ」、漢字は「狆穴子」と書きます。
名前の由来は狆(チン)という犬に似ているので、チンアナゴと呼ばれるようになりました。
英名は「spotted garden eel 」となります。
英名の由来は、砂から半身を出して流れるプランクトンを食べる姿が庭園に規則正しく植えられた草木みたいなので、「ガーデン・イール」となった説があります。
学名は「Heteroconger hassi(Klausewitz et Eibl-Eibesfeldt, 1959)」です。
次にチンアナゴの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
チンアナゴの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?
チンアナゴは、日本では高知県から沖縄県にかけて、また東京都の八丈島や小笠原諸島などにも生息しています。
水深10~50メートルのサンゴ礁周辺の砂地や斜面に巣穴を作り、そこで生活しています。
チンアナゴは群れを作りますが、その数は最大で約1万匹となる群れもあります。
チンアナゴは、広い砂底に生息をしてますが、海藻が密集しているところでも、身をうまく隠しながら生息しています。
次は、チンアナゴが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。
チンアナゴが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?
チンアナゴの成魚は30センチメートルほどで、最大では全長40センチメートルほどに成長をします。
体周りは直径1~1.4センチメートルほどとなります。
体重については200~300グラムほどとなります。
寿命につていは、飼育下では2~3年で5年ほど生きた個体もいたそうです。
野生下での寿命については正確なデータは見つかりませんでした。
チンアナゴは水族館でよくみられる人気の海水魚なので、近くで観察することができますね。
いつもは砂の中に体半分が入っていますが、、たまに泳ぐので体の長さを確認してみたいですね
それでは次にチンアナゴの育て方(飼育方法)をお伝えします!
チンアナゴの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?
チンアナゴは泳ぐことは少なく、海底の砂地に巣穴を作りエサを食べ、そこでほぼ一生を終えます。
このことから、砂に潜るので大量の底砂が必要となり、フンで砂や水槽水が汚れますので掃除を行いましょう。
水流が強いと砂の中に潜ってしまうので、水槽水の流れを作る場合は気を付けましょう。
■水槽の準備
チンアナゴは水槽は高さがあるものを使用します。
チンアナゴは砂に潜る性質があるため、底砂を10~15センチメートル程度の厚さに敷く必要があります。
そのため飼育数の目安は30センチメートル水槽で2匹、45センチメートル水槽で4匹、60センチメートル水槽で8匹が目安にするとよいでしょう。
■ろ過フィルターの設置
チンアナゴは海水魚なので、適切なろ過フィルターを設置することが重要です。
■水温と水質の管理
チンアナゴに適している水温は23〜25度と低めの水温を好みます。また、水質は弱アルカリ性を好みます。
■フタ
チンアナゴが水槽から飛び出さないようにフタをしておきます。
■照明
生活のリズムをつけるため、照明を設置し殺菌作用のあるものがよいでしょう。
■混泳について:
チンアナゴはチンアナゴ同士やニシキアナゴと混泳すると、それぞれの生態の違いがわかって観察に楽しみがあります。
飼育に成功すれば、そのユニークな生態など間近で観察することができますね。
次に、チンアナゴのエサの量とやり方に関してお伝えします。
チンアナゴの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?
チンアナゴは、野生下では夜行性で海底の砂地に巣穴を作り流れてくる動物性プランクトンを食べています。
チンアナゴは飼育下では、ブライシュリンプを与えてあげましょう。
臆病な性格なので、飼育はじめは砂に潜ってしまうかもしれません。
潜ってしまったら、エサを食べに出てきているか様子を確認してあげます。
そのままエサを食べられず砂の中で死んでしまうこともありますので注意が必要です。
それでは次に、チンアナゴがかかりうる病気をお伝えします。
チンアナゴがかかりうる病気は?対策方法も!
アナゴは病気に強いと言われていますが、海水魚にみられる寄生虫などによる感染病には注意が必要です。
病気の対策として、底砂はフンで汚れやすいので定期的に清掃をしておきましょう。
また混泳する種類によっては警戒して砂から出てこなくてエサが食べられないこともあります。
衰弱してしまい、そのまま死んでしまうこともあるのでエサを食べているか確認してあげます。
次は、チンアナゴは食べることができるのかについてお伝えします。
チンアナゴは食べることができるの?食べ方は?
チンアナゴは食用には向いていないと思われます。
チンアナゴの調理法やこんな料理をしたという情報は現状では見つかりませんでした。
チンアナゴは、全長30センチメートルほどありますが、直径は1~1.4センチメートルなので調理できる身が少なそうですね。
一般的なアナゴとは異なるアナゴなので、食用にするより観賞用として楽しみましょう。
次に、チンアナゴの性別雌雄(メスオス)に関してお伝えします。
チンアナゴの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
チンアナゴは、オスとメスの外見は同じですがオスの方がメスより大きいです。
群れでいますので、サイズだけでは見分けは難しいですよね。
サイズ以外では、繁殖活動中はオスとメスの見分けができます。
チンアナゴは、メスが体をくねらせながら、巣かだ出てきて肛門から卵を産卵し巣に戻ります。
オスがそこに精子を振りかけて受精が終わり巣に戻ります。
一瞬の行動なのでなかなか観測できるチャンスは少ないそうです。
飼育しているチンアナゴが繁殖するかもしれないので見逃したくないですよね。
次に、チンアナゴの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。
チンアナゴの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?
チンアナゴはオンラインショップで購入が可能です。
サイズは15~20センチメートルで3000円程、20~30センチメートルで3800円という価格帯がありました。
多くのショップでは在庫有だったので、購入は待たなくてもできるようです。
しかし、水槽や水槽水などの準備ができたら購入するとよいでしょう。
チンアナゴは1匹よりも複数で飼育するほうが、水にゆらゆらする姿や仲間同士の小競り合いや、エサを食べるときの絡まりあいなどの生態が観察できますよね。
最後に、チンアナゴの種類はなにがいるのかについてお伝えします。
チンアナゴの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?
チンアナゴの仲間にはたくさんの種類がいますが、ニシキアナゴがよく似ていると言われています。
チンアナゴの体表は薄い灰色に黒い大小の斑点があり、ニシキアナゴの体表は橙色と白色の2色のラインがありますので体表で見分けができます。
他にチンアナゴの仲間には、アキアナゴ、シンジュアナゴ、ブラウンガーデンイール、ゼブラアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイール、ガラパゴスガーデンイールなど大きさも生息地も異なっています。
チンアナゴとニシキアナゴは水族館で同じ水槽で一緒に飼育されていますよね。
違いをじっくりと見比べてみましょう。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
チンアナゴのまとめ!
チンアナゴはウナギ目アナゴ科チンアナゴ属に分類される海水魚です。
チンアナゴは、尾ビレを使ってドリルのように穴を掘りそこに生息をします。
チンアナゴの名前の由来は狆(チン)という犬に似ているからです。
チンアナゴは、水深10~50メートルのサンゴ礁周辺の砂地や斜面に巣穴を作ります。
チンアナゴの成魚は最大では全長40センチメートルほどです。
チンアナゴの寿命は飼育下では2~3年で5年ほど生きた個体もいたそうです。
チンアナゴが水槽から飛び出さないようにフタをしておきます。
チンアナゴは性格は臆病ですが、病気に強いと言われています。
チンアナゴは食用には向いていないと思われます。
チンアナゴは飼育下では、ブライシュリンプを与えてあげます。
チンアナゴはオスの方がメスより大木です。
チンアナゴの販売価格は、サイズは15~20センチメートルで3000円程です。
チンアナゴはニシキアナゴとよく似ていると言われています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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