【アカエイの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、アカエイの生態についてまとめていきたいと思います。

 

アカエイは、トビエイ目アカエイ科アカエイ属に分類される海水魚です。

アカエイは尾の付け根部分には毒があり、刺されると危険です。

 

では詳しくご紹介しましょう。

アカエイの写真をお見せします!

アカエイの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

アカエイの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

 

アカエイは五角形の形をしています。背面は褐色で、腹面は白っぽいです。

尾が細長く伸びており、毒のある棘をもちます。

棘には返しがついており、死んでも毒の効力はあります。

アカエイは卵胎生で、陸上に上がった状態でも出産する力をもち、繁殖場所の汽水域には多くのアカエイが訪れる地域もあります。

和名「アカエイ」、漢字「赤鱏」「赤鱝」となります。

「エイ」に名前の由来にはいくつか説があります。

アイヌ語で「トゲ」や「針」を意味する「アイ」からきているという説と、エイの尾が長いことから、「エンビ」や「エビ」(燕尾)と呼ばれていたものが変化して「エイ」になったという説があります。

アカエイほかのエイに比べると茶褐色で赤っぽいことから「アカエイ」呼ばれるようになったという説もあります。

英名「Red stingray」、学名は「Dasyatis akajei」または「Hemitrygon akajei」となります。

 

次にアカエイの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

アカエイの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

アカエイは、北海道南部から東南アジアまで、東アジア沿岸域に広く分布しています。

 

水深900メートルの深い場所にいることもありますが、海水浴場近くやダイビングなどでもよく見られ産卵期の5月後半から8月前半には汽水域に現れます。

原産地については特定している情報は見つかりませんでしたが、現在生息している地域がアカエイの自然な原産地であると言えるでしょう。

 

次は、アカエイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

アカエイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

アカエイはメスの方が大きくオスの方が小さいです。

メスの成体は88センチメートルで体重は25キログラム、オスは50センチメートルで体重は1.8キログラムというデータがありました。

最大の体長は不明でしたが、畳くらいの大きさで体重は40キログラム程の個体が捕獲されたこともあるようです。

アカエイの寿命については詳細がわかるデータは現状では見つかりませんでした。

一般的に魚は目の上にある耳石で年齢を判別しますが、アカエイには耳石がありません。

耳石の代わりに脊髄骨の成長を測定して年齢を割り出しますが、この作業はとても困難と言われています。

そのため、アカエイの正確な寿命や最高年齢は現状では不明ということになります。

市場で見られたり、釣りで捕獲されるものは、4~5年のアカエイだろうと言われています。

大体ですが、オスは7~10歳、メスは20歳ほどの寿命があると考えられています。

今後、研究や測定の技術等が発達したら正確な寿命と最高レがわかるかもしれませんね。

 

それでは次にアカエイの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

アカエイの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

アカエイは成長すると全長1メートル弱に成長する魚になります。

水槽は大型のものが好ましく、泳ぐ姿も観賞できますよね。

■飼い方
アカエイは汽水域や河口から海水域になる境界の浅瀬で見られることも多く、水質にある程度の耐性がある魚と言われています。
そのため、飼育は難しくはありませんが、大きく成長し、尾をいれた全長が長いため横幅のある水槽が必要となります。

■混泳について
アカエイは単独飼育が基本になります。
他種との混泳は肉食魚のため捕食されてしまいますので、避けた方がよいでしょう。

■水槽
幼少期の飼育には60センチメートル水槽でも可能ですが、最終的には120センチメートル前後の水槽が必要になります。
水槽が小さいと泳ぎができずストレスとなります。

■必要なアイテム
水槽以外には人工海水の元、殺菌作用を兼ねた照明器具、ろ過装置、ヒーター等、水質調整剤、カルキ抜き、エアレーション、飛び出し防止のガラス板、水温度計などを用意しましょう

■注意点
アカエイは丈夫なエイですが、飛び出し事故には注意が必要です。
また、水質の維持や水温、健康チェックなど管理には時間と手間がかかりますがしっかりとお世話をしていきましょう。

アカエイは長い尾に毒を持っていますので取り扱いに十分注意してください。

 

次に、アカエイのエサの量とやり方に関してお伝えします。

 

アカエイの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

アカエイは野生下ではアサリ、アミエビ、ヤドガリ、ヒイラギ、ゴカイ、コシノロ、ザッパ、小さなカニなどを食べています。

雑食性なので、季節によって食べられるものを食べています。

食べ方は、胸ヒレで上から押さえて丸のみしています。

しかし、アサリは殻を割って中の身だけを食べています。

飼育下では乾燥クリルや冷凍クリルでよく餌付きますが、アサリなどの貝類も与えてあげましょう。

魚の切り身などの生き餌を与えても良いでしょう。

エサは1日に与える回数を決め、食べ残しの無い量を与えてあげます。残ったエサが水中にあると水

槽水の汚れの原因になりますので、取り除いていあげます。

 

それでは次に、アカエイがかかりうる病気をお伝えします。

 

アカエイがかかりうる病気は?対策方法も!

 

アカエイがかかりうる病気についての情報は見つかりませんでした。

しかし、アカエイの尾には毒があり人間に刺し傷を負わせると、傷口はギザギザになり、激しい痛みが始まります。

痛みは6~48時間かけて徐々に消失していきます。

しかしアカエイに刺された人の多くに、失神、脱力、吐き気などの症状が出る場合もあります。

嘔吐、下痢、発汗、全身のけいれん、呼吸困難、死に至るケースは稀ですが刺されないように注意をしましょう。

アカエイの毒は、アカエイが死んでも効力はありますので、素手で触らないようにしましょう。

 

次は、アカエイは食べることができるのかについてお伝えします。

 

アカエイは食べることができるの?食べ方は?

 

アカエイは毒のある尾を除けば身は美味しい魚で、コラーゲン豊富で様々な料理方法があります。

■お刺身
新鮮なアカエイのヒレは、肉のような食感と口の中で溶け出す甘味のあるゼラチン質が特徴です。
ワサビ醤油や生姜醤油が一般的な美味しいおすすめの食べ方です。

■から揚げ
アカエイのヒレを適当な大きさにカットし、高温で揚げると軟骨が柔らかくなり、余分な水分も飛んで旨味が凝縮されます。
薄口醤油、おろし生姜、酒を少量ずつ揉み込んだものがおすすめです。

■肝の刺身
特に絶品とされるのがエイの肝です。
エイを捌いたら真っ先に肝の部分を取り出してビニール袋に別個に入れて氷が入っているクーラーBOXに入れておきます。

■お煮つけ
アカエイの煮付けはアカエイのポピュラーな料理で、ゼラチン質が多いためその煮汁を冷ますと煮凝りになります。
西日本ではお刺身で食べるのがポピュラーです。

■エイヒレ
アカエイの軟骨を魚の骨に見立てて三枚おろしのようにしてから皮を剥ぎます。
軟骨と皮が取り除けたら一度塩水処理をして臭みをとります。
水気をとったらみりんとお酒を1:1で混ぜ、火にかけてアルコールをとばします。
アルコールが飛ばしたら醤油、みりん、酒を同じ分量を混ぜてエイヒレを一晩漬けます。
天日干しにするなど乾燥きたら、炙って食べます。

 

アカエイは毒針を持っていますので取り扱いに十分注意してください。

 

次に、アカエイとメスの見分け方についてお伝えします。

 

アカエイの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

アカエイのオスとメスの見分け方は、腹側にある総排出孔の下にあるオスのクラスパーという生殖器の有無で判断します。

オスには、総排出孔の下に対なったクラスパーという生殖器があり、メスにはありません。

泳いでいる時は見分けがつきにくいかも知れませんが、その箇所が一目瞭然です。

歯の形もオスとメスでは異なりますので見分けるポイントです。

メスは平たい形をしたものが集まった歯をしていますが、オスの歯は尖った歯が集まっています。

これは、繁殖するときにオスがメスの胸ヒレあたりに噛みついて交尾をするためです。

成熟していないオスの歯は平たいですが、クラスパーの有無で見分けることが可能です。

アカエイは卵胎生で、5~25尾の仔魚を産みます。

大きさは10センチメートル程で重さは80グラムほどとなります。

出産は5月後半から8月前半に、汽水域で行われ多くのアカエイが集まってきます。

稚魚は白っぽく形は成魚と同じで尾びれもしっかりと確認ができます。

 

次に、アカエイの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

アカエイの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

アカエイは食用のものは鮮魚店で購入が可能です。

切り身で販売されていますので煮つけなどにするとよいでしょう。

また、冷凍やエイヒレの干物も水産加工品を取り扱っているオンラインショップで購入が可能です。

価格は、お店によって異なりますが1000~5000円ほどの価格帯が多いです。

飼育する場合は、海水魚店やオンラインショップで購入が可能です。

稚魚が1000円〜3000円前後で販売されていますが、5月後半~8月前半の産卵期に入荷しているか確認をしてみましょう。

また、アカエイは自力でも釣れますので、尾びれに気を付けて持ち帰って飼育をしてもいいですね。

よく泳ぐので観賞用としても楽しめそうですよね。

 

最後に、アカエイの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

アカエイの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

アカエイは、トビエイ目アカエイ科アカエイ属に分類される海水魚です。

アカエイ科にはホシエイ、イズヒメエイがいますので、それぞれの特徴をまとめました。

■アカエイ
アカエイは上から見ると五角形で、背面は褐色で、腹面は白っぽいです。
尾が細長く伸びており、毒のある棘をもちます。棘には返しがついており、容易に抜けないようになっており、この棘に刺されると激痛が襲います。

■ホシエイ
ホシエイは上から見ると五角形でアカエイに似ています。
成長すると大きなものでは体盤幅が180センチメートル程になり、最大は2メートルを越します。
体色は背面が黒く、腹側は白いですが縁は不定形に黒く縁取られています。
背面には、白い小さな斑点が不規則に並んでおり、特に胴体と鰭の境目付近に沿って斑点が並んでいます。

■イズヒメエイ
シエイは上から見ると五角形でアカエイに似ています。
体盤幅は70 センチメートル程に成長をします。
アカエイやホシエイとの違いは尾がやや短いという特徴から識別されます。

 

以上がそれぞれの特徴です。どれも興味深い生物ですね。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

アカエイのまとめ!

 

アカエイはトビエイ目アカエイ科アカエイ属に分類される海水魚です。

アカエイは毒のある棘には返しがついており、死んでも毒の効力はあります。

漢字「赤鱏」「赤鱝」、英名は「Red stingray」です。

アカエイは北海道南部から東南アジアまで、東アジア沿岸域に広く分布しています。

アカエイはオスとメスの大きさが異なりメスの方が大きいです。

オスは7~10歳、メスは20歳ほどの寿命があると考えられています。

アカエイは大型の水槽を用意し、ストレスを与えないようにします。

アカエイがかかりうる病気は特にありませんでした。

アカエイは様々な調理に合いエイヒレなど乾燥させても美味しいです。

アカエイは食用は1000~3000円、観賞用は1000~3000円で販売されていることもあります。

アカエイ科にはホシエイ、イズヒメエイがいます。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)