【ルリホシスズメダイの生態！】生息地や最大の大きさなど！

みなさんこんにちは。

本日は、ルリホシスズメダイの生態についてまとめていきたいと思います。

ルリホシスズメダイはスズキ目スズメダイ科イシガキスズメダイ属の海水魚です。

体表に点在する小さな青色の斑点が大きな特長です。

では詳しくご紹介しましょう。

まずは、ルリホシスズメダイの写真をお見せします！

ルリホシスズメダイの特徴や性格についてもお伝えしますね。

ルリホシスズメダイの写真(画像)！特徴や性格は？漢字や英語で何ていうの？名前の由来はなに？

ルリホシスズメダイは体表の青色の斑点が星に見えて観賞用として人気ですが、性格が強く混泳をする場合は注意が必要です。

幼魚は水深5メートルまでのサンゴ礁や岩の隙間を泳ぎ、警戒心の強い性格をしています。

成魚は縄張り意識が強く、外敵を攻撃することもあります。

幼魚には背ビレにくり斑点が見られますが、成長するにつれ見えなくなります。

また成魚の体表は薄い黄色から黒い体表へと変化してきます。

ルリホシスズメダイは和名で、体に点在する青い斑点が星を連想させることが名前の由来と考えられています。

ルリホシスズメダイは英名はWhitespotted devilです。

直訳すると「白点の悪魔」となります。

白点は見た目の姿、悪魔は性格がきついことが名前の由来とおもわれます。

学名は、Plectroglyphidodon lacrymatusとなります。

次にルリホシスズメダイの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイの生息地(分布)はどこなの？原産地はどこ？

ルリホシスズメダイは、南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、沖縄、台湾、インド～太平洋(ハワイ諸島とイースター島を除く)の暖かい海域に分布しています。

ルリホシスズメダイは水深2～30メートルほどの潮通しのいい根の上や浅いサンゴ礁の周辺で単独で生息しています。

ルリホシスズメダイの原産地の特定は不明でしたが、日本の暖かい海域の潮だまりでもよく見られ親しみのある海水魚です。

次は、ルリホシスズメダイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの？寿命の平均と最長は？

ルリホシスズメダイは成体では平均10センチメートル程で、最大サイズについての詳細データはみつかりませんでした。

体重についても詳細なデータはみつかりませんが、大体50～100グラムほどと思われます。

ルリホシスズメダイの平均寿命は5年ほどです。

同じスズメダイ科の寿命で2～3年が多いので、ルリホシスズメダイは長いですね、

飼育下の場合、環境を整え栄養のあるエサを与えてあげたら、長生きするかもしれませんね。

それでは次にルリホシスズメダイの育て方(飼育方法)をお伝えします！

ルリホシスズメダイの育て方(飼育方法)は？水槽や照明器具の選び方は？

ルリホシスズメダイの飼育方法のポイントは、性格が荒いことから他の魚との混泳はしないほうがよいでしょう。

特にルリホシスズメダイより小さな魚は避けたほうがよいでしょう。

同種を飼育する場合は水槽内では縄張り争いをすることもあるので、大きめの水槽が好ましいです。

幼魚から成魚にかけて、額の白い斑点が小さくなっていくといった体表の変化を観察していきましょう。

■水槽
飼育数によりますが、60センチメートル以上の水槽が好ましいです。

■海水を作る
水道水をいれたら、カルキを抜きます。市販のカルキを抜く薬がありますので用意しておきます。
カルキ抜きが終わったら、塩を入れて海水を作り、比重計で濃度を調整します。
ルリホシスズメダイは暖かな水域に生息していますので、適温は25℃を保つようにします。

■LED照明
ルリホシスズメダイの生活のリズムをつけるために照明は必要です。
鮮やかな瑠璃色は太陽の射す浅い海中での保護色なので照明を充てる時間が少ないと綺麗に発色できない個体もいます。
また、病気の予防の為に殺菌灯もおすすめします。

■底砂、ライブロックを入れる
ライブロックなどについているバクテリアが水槽水をきれいにする働きもあります。
ペアとなったとき産卵をするかもしれないので底砂は入れてあげましょう。
石や流木など隠れると場所を作ってあげると、隠れたり出てきたりといった泳ぎの観察がより楽しめますよね。
ルリホシスズメダイは珊瑚を傷つけないので、珊瑚を入れてみたいですが珊瑚の世話が大変なので
水槽の管理に慣れてきたら入れてみましょう。

■ろ過装置、フィルター
底面フィルター、外掛けフィルターなど様々なタイプがあり、連結して使用することもできます。
濾材を用いて水槽水の清潔を保つようにします。

■水温計
毎日の水温チェックに必要です。特に冬や夏は温度が高くなったり低くなったりしないように
確認していきましょう。

水槽の準備ができたら、ルリホシスズメダイを出来上がった海水にそうっと入れてあげます。
しばらく様子を観察して体に傷がないか、泳ぎ方に異変は無いかを確認します。

同じ種類でもそれぞれ個性があり、相性もがありますので、あまりケンカをしたり攻撃するようなら別の水槽を用意して別々に飼育をしてあげましょう。

次に、ルリホシスズメダイの餌と量はどうするのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイの餌と量はどうする？どう餌やりすればいい？

ルリホシスズメダイは自然下では雑食性ですが、ほとんどは藻類で動物プランクトンも食べています。

飼育下ではエサは市販の人工飼料、乾燥エビなどを与えてあげます。

エサの与えすぎは、水の汚れの原因になりますので、大量に与えず、1日1～2回程、食べきる量を与えます。

食べ残したエサは取り除いてあげ、水槽水の清潔を保ちましょう。

それでは次に、ルリホシスズメダイがかかりうる病気をお伝えします。

ルリホシスズメダイがかかりうる病気は？対策方法も！

ルリホシスズメダイはエサをよく食べて、丈夫な海水魚ですが病気になることもあります。

主に白点病といった感染症にかかりやすいので、その対策として殺菌灯の設置や水温を一定に保つようにします。

エサをあまり食べないときは、栄養剤など一緒にあげて抵抗力をつけさせます。

■白点病
エラや目、体表に寄生する寄生虫で、ライブロックなどに体をこすりつけたり、白い点々がみえたら
感染している可能があります。

■ウーディニウム病
白点虫よりも小さな寄生虫で、エラや体表に寄生します。白い点々は、白点病よりも見つけにくいのでいつもと違う泳ぎ方をしている、壁面に体をこすりつけるなどしていれば、感染している可能があります。

白点病とウーディニム病に違いは白い点の大きさですが、どちらも病気にかかってしまったら、
ヨウ素添加治療など海水魚専用の薬を使用し、与えている期間はエサを与えないようにしましょう。

水槽水は、少しずつ取り替えてあげますが、元の水槽水と同じ濃度にするようにします。

感染した魚を別の水槽に移して、水槽のお水を入れ替えて白点虫を排除してあげます。

症状が進むと呼吸困難になり死んでしまうことがあります。

死んでしまった魚から雑菌が発生しやすくなり、病気になることもあります。

ルリホシスズメダイの異変に気がついたら、体表に白い点が無いか確認をしていきましょう。

次は、ルリホシスズメダイは食べることができるのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイは食べることができるの？食べ方は？

ルリホシスズメダイは自然下では雑食性ですが、ほとんどは藻類で動物プランクトンも食べています。

飼育下ではエサは市販の人工飼料、乾燥エビなどを与えてあげます。

エサの与えすぎは、水の汚れの原因になりますので、大量に与えず、1日1～2回程、食べきる量を与えます。

食べ残したエサは取り除いてあげ、水槽水の清潔を保ちましょう。

それでは次に、ルリホシスズメダイがかかりうる病気をお伝えします。

ルリホシスズメダイの性別雌雄(メスオス)の見分け方は？

ルリホシスズメダイのオスとメスの見分け方は、外見上はほとんど区別がつきません。

従って、専門的な知識を持った繁殖者や研究者でなければ、性別を区別することは困難である場合が多いです。

ルリボシスズメダイの繁殖時期になるとオスが産卵場所を作るために岩の表面や砂を尾ヒレで整えたり、岸壁を綺麗にする行動が見れます。

砂底や岩礁にメスが産卵したらオスが卵を外敵から守っています。

産卵期は春から夏にかけてなので、この時期にダイビングができたらオスとメスの行動が観察できるかもしれませんね。

次に、ルリホシスズメダイの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイの販売価格や値段はどれくらいなの？平均はどれくらい？

ルリホシスズメダイは、オンラインショップでも購入が可能です。

3センチくらいの幼魚で、販売価格4000円位ですが、常に入荷していないので購入したい場合は問い合わせしてみましょう。

購入する場合は、元気に泳ぎ回っている個体を選びましょう。

数匹購入すればペアになることもありますので気が合えば繁殖も可能ですね。

また、夏になると潮だまりに幼魚がおり、タモに引っかかって捕獲できることもありますので自力で捕まえてもいいですね、

最後に、ルリホシスズメダイの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

ルリホシスズメダイの種類はなにがいるの？似ている種類や品種は？

ルリホシスズメダイはスズメダイ科イシガキスズメダイ属の海水魚です。

イシガキスズメダイ属には、以下のような仲閒がいます。

■イシガキスズメダイ
全長10センチメートル、和歌山県以南、インド洋から太平洋のサンゴ礁に生息しています。
胸びれが黄色く尾ヒレの付け根辺りに黒いラインがあります。

■イワサキスズメダイ
全長5センチメートル、主に八丈島、高知県、小笠原諸島サンゴ礁に生息しています。
腹側は白く、上面はうすい茶褐色をしています。

■ハクセンスズメダイ
全長6センチメートル、千葉県以南、インド洋から太平洋のサンゴ礁に生息しています。
全体的に黒っぽい体表で、真ん中辺りに白いラインがあり、尾ヒレの上部は一部黄色です。

■フェニックスズメダイ
全長9センチメートル、千葉県以南、インド洋から太平洋のサンゴ礁に生息しています。
全体的に黒っぽい体表で、真ん中辺りに白いラインが3本あります。

■ルリメイシガキスズメダイ
全長9センチメートル、沖縄、小笠原諸島、インド洋から太平洋のサンゴ礁に生息しています。
尾ヒレ付け根に黒いラインがあり、尾ヒレ全体は黄色をしています。

ルリボシスズメダイのように、体表に青い斑点が点在しているものはいませんが今後発見されるかもしれませんね。

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう！

ルリホシスズメダイのまとめ！

ルリホシスズメダイはスズメダイ科イシガキスズメダイ属の海水魚です。

体表に点在する小さな青色の斑点が大きな特長です。

ルリホシスズメダイは英名はWhitespotted devilで、学名は、Plectroglyphidodon lacrymatus

ルリホシスズメダイは、主に南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、水深2～30メートルほどの潮通しの浅いサンゴ礁の周辺で単独で生息しています。

ルリホシスズメダイは成体では平均10センチメートル程で体重についても詳細なデータは無く平均寿命は5年ほどです。

ルリホシスズメダイは性格が荒いことから他の魚との混泳はしないほうがよいでしょう。

飼育下ではエサは市販の人工飼料、乾燥エビなどを与え、白点病に気をつけましょう。

ルリボシスズメダイは食用としてでなく観賞魚として楽しみましょう。

あまり入荷はされませんが販売価格は4000円ほどとなります。

ルリボシスズメダイに似た姿の海水魚は現状ではいませんでした。

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。