【マフグの生態!】生息地や最大の大きさなど!

 

みなさんこんにちは。

本日は、マフグの生態についてまとめていきたいと思います。

 

マフグは「フグの女王」と呼ばれ、「フグの王様」であるトラフグよりしまった白い身が
美味しいと評判です。

日本の近海に生息し江戸時代から食されていたそうです、

 

まずは、マフグの写真をお見せします!

マフグの特徴や性格についてもお伝えしますね。

 

マフグの写真(画像)!特徴や性格は?漢字や英語で何ていうの?名前の由来はなに?

 

(出典元:Instagram  hironobu_shimura 様より)

 

マフグは、フグ科トラフグ属の海水魚です。

フグによくみられる棘はなく滑らかな表面をしています。

 

そのことから、別名ナメラフグ、ナメタフグ、ナゴヤフグ、メアとも呼ばれています。

マフグは非常に神経質な性格を持っており、他の魚との共存が難しいことが知られています。

 

一方で、マフグは大変美味しい食材として知られており、フグ刺しやフグ鍋などの料理として親しまれています。

 

ただし、肝臓に毒性があり調理が非常に難しいため、専門的な技術が必要な料理です。

マフグは「真河豚」と漢字で書きます。

 

英名は、Purple puffer 、Genuine  puffer となります。

学名は、Takihugu porphyreusとなります。

porphyreusとは、ラテン語で紫色を意味しています。

 

真河豚の名前の由来の詳細は不明ですが、「河豚」の語源にはいくつかの説があります。

主なものとしては次のような説があります。

■「河豚」は中国語の「河鼓」という言葉が転訛したものとされています。
これは、古代中国で河川の中で泳ぎながら大きな音を立てる魚がいたことから、
その音の響きに因んで名付けられたとされています。

■「河豚」の「豚」は、日本で「野猪(やじゅう)」と呼ばれるイノシシに似ていることから付けられたという説があります。
しかし、河豚は水中に生息する魚類でありイノシシとは関係がありません。

■食べた際の肉質が豚肉のように柔らかく、味も似ていることから名付けられたという説もあります。

■河豚は海底で砂を吹き出すゴカイを食べる事から「吹く」をつけたという説もあります。

 

縄文時代の貝塚に河豚の骨があったそうで、古来より食用とされていたことがわかりますね。

 

それでは次に、マフグの生息地はどこなのかついてお伝えします。

 

マフグの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?

 

マフグは、サハリン以南の日本海沿岸、北海道以南の太平洋側、黃海、東シナ海に生息をしています。

 

特に、山口県萩市はマフグの名産地となっており年間300万トンの水揚げ量を記録したこともあります。

マフグの産卵期は3月~7月で、旬は秋から春頃になります。

原産地についての詳細データはありませんが、日本海沿岸多く、水深100~200メートルあたりに生息しています。

 

それでは次に、マフグが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するのかについてお伝えします。

 

マフグが成体になると最大でどれくらいの大きさや重さに成長するの?寿命の平均と最長は?

 

マフグは1年で20センチメートル程まで成長し、最大は60センチメートル程まで成長します。

最大体重は1.68キログラムという記録がありました。

 

マフグの寿命は約10年程度です。

 

水温や水質、環境ストレスや病気、飼育管理の状態によっても影響を受けるため、その寿命にはばらつきがあることもあります。

野性下ではなく飼育下だと、環境や餌が安定しているのでもう少し長生きするかもしれませんね。

 

それでは次に、マフグの育て方(飼育方法)をお伝えします!

 

マフグの育て方(飼育方法)は?水槽や照明器具の選び方は?

 

マフグは飼育が難しい魚の1つであり、初心者にはあまりおすすめできません。

専門的な知識と経験をもっている人が飼育することが求められます。

 

以下にマフグの飼育方法を簡単に説明していきます。

■水槽
マフグを飼育するための最小水槽サイズは、体長の倍以上のものや、飼育する数によって
決めていきます。
入るからといって、体長と同じサイズだとターンがしにくくストレスの原因になります。

必要となる水の深さは、全長の2倍程度で、水温の管理がしやすく水平な場所に設置します。

■フィルター
水槽には海水専用のフィルターを取り付けます。
マフグは敏感な生き物のため水の汚れや不純物、水質の悪化が生命に影響します。
フィルターは、循環型式の外部フィルターやスポンジフィルターが適しています。

■水温
マフグの生息域となる海水温度は、15℃から28℃程度です。
飼育に適した水温は25℃前後で、一定を維持するため水温計を用意して水温管理をしてきましょう。

■環境
マフグは元々空間が広い海中で生息する生物です。
このため、水槽内にも広い範囲をふさぐ水草やライブロックを設置してあげましょう。
砂底は必ず必要ではないですが、砂に潜ることもありその姿の観察や、水槽内のレイアウトを見栄えよくするにはあってもいいかもしれませんね。

以上が、大まかなマフグの飼育方法です。

 

しかし、マフグの毒性は致命的で、国内では法律で飼育が制限されています。

マフグの飼育を考える場合は、専門家のアドバイスをよく聞き、購入先や法規制、安全管理に
十分留意する必要があります。

 

それでは次に、マフグの餌と量はどうするのかについてお伝えします。

 

マフグの餌と量はどうする?どう餌やりすればいい?

 

マフグは生き餌や凍結餌を与えることが一般的です。

 

主な餌としては、小魚、エビ、タコ、カニなどが挙げられます。

凍結餌については、市販のマフグ用の餌が販売されていますが、生餌を使う場合には、寄生虫や病気などに注意しながら与える必要があります。

 

また、マフグは過食や食べ過ぎによる消化不良などになる場合もあるので、与えた餌の量や頻度にも注意が必要です。

幼魚のときは栄養を考え毎日当たるとよいですが、成魚は1日1回を1日おきに与えるくらいがよいでしょう。

 

個体差や飼育する数によりますので、毎日観察をして残さない量を与えてあげます。

飼育に際しては、専門的な知識が必要となるので、専門店や購入した店舗への相談がおすすめです。

 

それでは次に、マフグがかかりうる病気をお伝えします。

 

マフグがかかりうる病気は?対策方法も!

 

マフグは様々な病気にかかりやすい魚ですが、代表的な病気としては以下のようなものがあります。

 

■白点病
寄生虫が原因で、体表に白っぽい小さな斑点ができる病気

■眼球突出症
目の表面が異常に膨らんで出てしまう病気。原因は不明ですが、ストレスや水質の変化が一因とされています。

■体色の変化
環境の変化により、急激な色変化が起こることがあります。

これらの病気にかかった場合は、早めに飼育環境の改善や適切な治療を行ってください。

 

それでは次に、マフグは食べることができるのかについてお伝えします。

 

マフグは食べることができるの?食べ方は?

 

マフグはトラフグより安価ですが、味は上品で独特な甘味があります。

しかし、中には毒を持っている部位や種類もいるため、生のまま食べることは危険です。

 

マフグは肝臓が猛毒で、筋肉と精巣が食用となりますが、専門的な知識を持ったフグ処理師が、適切な方法で毒を抜いた後に調理することが必要です。

また、マフグは高価な食材として扱われるため、違法な漁獲や取引が繰り返されていることもありますので、食べる場合には注意が必要です。

 

マフグは、一般的には、刺身や唐揚げ、鍋などで食べられることが多いです。

以下は代表的なマフグの美味しい食べ方です。

 

■ 刺身
新鮮なマフグを薄くスライスして、ポン酢やわさび醤油で食べるのが一般的です。
特に、旬の時期の秋~春先も各産地で美味しく食べられるのでいろんな地方のマフグを
食してみたいですよね。

■ 唐揚げ
カラッと揚げたマフグの唐揚げは、サクサクとした弾力のある食感が楽しめます。
鶏肉にも負けない唐揚げの代表食材と言ってもいいでしょう。

■鍋
マフグ鍋は、独特の美味しさがあり、冬の風物詩のひとつです。
マフグのアラや身、野菜などを鍋に入れて、煮込みます。

ただし、マフグは特別な調理をしなければ食べられない毒を持っているため、調理にはフグ処理師が行います。よって、調理方法には十分に注意するようにしてください。

 

それでは次に、マフグの性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします。

 

マフグの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

マフグのオスとメスの見分け方は、一般的には外見的に判別することは困難ですがおおまかな特徴は以下の通りです。

■オスの特徴
成熟したオスは、体全体がよりがっしりとしメスに比べて大きく、筋肉質であることが特徴です。

■メスの特徴
成熟したメスは、オスよりも小柄で体型がやや細長く丸みを帯びた卵巣があることが特徴です。

 

ただし、未成熟のマフグでは、性別を確認することが困難です。

捌いた際に卵巣がある方がメス、精巣がある方がオスなので捌くと一番見分けがつきますね。

 

それでは次に、マフグの販売価格や値段はどれくらいなのかについてお伝えします。

 

マフグの販売価格や値段はどれくらいなの?平均はどれくらい?

 

マフグの生きたままの販売価格は、時期や産地によって異なりますが、一般的には10,000円〜100,000円程度です。

 

また、品質やサイズによっても価格は変動します。

ただし、生きたままの販売は専門店や業者に限られており、素人が扱うことは危険で違法な場合があるため、注意が必要です。

マフグの調理済みの販売価格は、料理方法や店舗の立地などによっても異なるため、一概には言えませんが、一般的には下記のような価格帯になることが多いです。

■てっちり:5,000円〜10,000円
■刺身:3,000円〜8,000円
■唐揚げ:1,000円〜2,000円
■焼きフグ:3,000円〜6,000円(1尾分)
■鍋料理(しゃぶしゃぶ、すき焼きなど):3,000円〜8,000円(1人前)

 

他にむき身の真空パック、一夜干し、切身など5000円程~でオンラインでも購入が可能です。
いろんな産地のマフグやフグの食べ比べをしてもいいですね。

 

最後に、マフグの種類はなにがいるのかについてお伝えします。

 

マフグの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?

 

マフグには、成魚では形や色が似た種類はいませんが、幼魚にいます。

 

マフグの幼魚は、ゴマフグ、コモンフグ、クサフグ、ショウサイフグの幼魚に似ています。

幼魚には体表に白い斑点が見られますが、成魚には無い点が違うポイントですがそのまま成魚となる個体もいます。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

マフグのまとめ!

 

マフグはフグ科に属する海水魚で、主に日本周辺の海で生息しています。

体長は最大で60cm程度まで成長することがあります。

マフグは非常に神経質な性格を持っており、他の魚との共存が難しいことが知られています。

マフグは大変美味しい食材として知られており、フグ刺しやフグ鍋などの料理として親しまれていますが、肝臓に毒性があり、筋肉と精巣は食用となるため調理はフグ処理師が行います。

オスとメスの見分け方は外見では難しく、幼魚はゴマフグ、コモンフグ、クサフグ、ショウサイフグに似ています。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

(出典元:アイキャッチ画像はInstagram vodkarider様より)

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